インプロ★ワークス 「ゲリラ・シアター3rd」
＠下北沢・駅前劇場 (1998/11/16-18 3ステージ) 全自由前売り3000当日3300
構成・演出：絹川友梨 照明：柳本友紀、藤田典子 音響：山下菜美子
衣装：サイヨシコ 制作：宍戸紀子、渡邊千穂
出演：佐藤拓之（刃数姉妹）、横山仁−（東京オレンジ）、片寄広志
渡猛、西牟田恵、宇尾葉子（PROJECTジョカ）、絹川友梨
お題拝借ガールズ：猪部晃子＆阪田玲子
1998/11/16(月)曇り／雨 7:05-8:40PM(1'35) 前方より 客席ほぼ満員(110人)
客層：20才代中心、スーツなお客もちらほらの平日公演。
客入れ：後方４列椅子席。ゆったり埋まる桟敷席。今回はゆるい満員で楽。劇中使
うねた（思いついた短い文章を書く）を紙を渡しお客から募集。開演前にお題借用
の発生練習。一斉に思いついたねたを言う、では積極的に声をだして答える客席に
司会の女の子もびっくり。今日のお客は率先参加してて気持ちよかったねこ。
即興のゲームルールによった１３のメニュー。各場面毎に女の子2人がお客からお
題をもらい、それを織り込んで演じる趣向。丁々発止または外したりとライブ感ある
会話展開。どうやってまとめるの？、とはらはらさせるとこも含めて楽しいねこ。
全体、なあなあなとこはあり。役者も楽しんでるようだし、うるさいこと言わずとも
いいか。西牟田さん初登場。才気闊達な面を伺わせて小気味よし。彼女が加わる
と、なぜかラブラブな展開多し。「スモールボイス」の芋虫とか、わがままなキャラ
にも愛敬あって○。佐藤さんは相変わらず、変態、Ｈねたにもって行きたがり。
野放しなのはうーん、だれか突っ込まないと。押し出しがつよいせいか、メインに
なる傾向あり。面白いけどパターンが見えて飽きるねこ。1stでは面白かった「取り
調べ室」。今回ヒント甘すぎで△、本人知らずとはいえ。
お客が乗り気十分。「私の家族」。率先して舞台に上がった子など、素直さ○。即
興で演じられた家族からも、いい家庭なのが伺えて、微笑みねこ。
今日のメニュー（タイトルは折り込みパンフより）
開演前にお題拝借。やってみたいこと＝宇宙遊泳。
１「何やってるの？」 と聞かれて、今している動きとは全く関係ない動きを相手に
答える（指示する）。リレー形式で役者が入れ替わりながら進行。
２「ワン・ボイス」全員が同じ登場人物、同じ演技を繋げながら展開。
３「フリーズタッグ」 演技者２人は「フリーズ」で停止、３人目が２人のどちらか
と入れ替わり、同じポーズから全く違うシーンを演じる。
４「ＩＮ／ＯＵＴ」決められた言葉が会話に出てきたら、そのシーンに加わらなけれ
ばならない。すでに出ていたら退場する。お題は、カメ、ヴァンサンカン、髭剃り
カメを買いに行った夫婦が殺人事件に巻き込まれる。犯人はペットショップの夫婦
でその内実には・・展開。カメ（片寄？）がやたら呼ばれたり、収拾つかなくなる
のが面白し。
５「パペット」人形役は話せるが自分では動けない、動かす役は話せない。お題は、
スポーツから水泳。部室？にいた片思いの子を覗き見。弁解、なんかラブラブ。そ
こに別に女が現れて、△関係な展開。
６「スモールボイス」突然現れた言葉を話す小動物と会話をしながら展開。盆栽の葉
を食べる芋虫が植木屋を助けて作品を仕上げ、全国大会で賞をもらう、いい話し。
喫茶店行きたい、コーヒーのみたいとわがまま芋虫を犬山犬子声で演じる西牟田
さん○。
７「ペーパーズ」 脈略がない、意味がない言葉が書かれた紙を舞台にまく。演じな
がら、その言葉を使って進行してゆく。今回は開演前お客に書いてもらった短文を
使用。お見合いを控えたかつら男（横山）、地震が起きて大変、救助ＳＯＳをかつ
らで出すが・・な目茶展開。なるも、偶然にはまる台詞を拾ったりして、拍手受けた
りもあり。
８「エモーショナル・ローラーコースター」 芝居を演じる役者に感情を指示し、そ
の感情になって進行。お題は行きたくないところ＝ヤ○ザの事務所。借金取り佐藤
は借受人・西牟田に一目ぼれ。婚約指輪を遊び心で盗んじゃって大変な展開。
９「ラジオ・ドラマ」 即興でラジオ・ドラマを作る。照明を落とし役者は薄暗がり
な見えないラジオ状態で。お題はピカソの画集から。一覧NO.をお客から聞いて「物
思いにふけるマヤ」。女子高生・マヤ（宇尾）は向かいの家が気になって、勉強が
手につかない。そんなところに家庭教師・佐藤。ところが彼の正体は悪魔の使徒・
ガーゴイル。娘の危機を知った、天使の血を引く父親との闘いが始まる。若干よた
つきがあったけど、お話をそれなり進行、おさめちゃっって安心。
１０「スタントマン」 映画スターの二人、危険だったりスターが演じるべきでない
シーンをスタントマンが演じる。お題は、折込チラシからお客が一枚抜いて＝リフ
レッシュルーム（ハラホロシャングリア公演）。当然のように？ラブラブ展開（西牟田
、？）。スタントマン（佐藤、片寄？）はベットシーンを当然のように？スタント。やけ
くそで代役する二人。
１１「取り調べ室」 犯人役の役者は、有名人（加害者）、犯行現場、凶器を知らさ
れていない（目隠し、耳栓）。刑事達はそれを犯人に自白させるかたちで分からせ
る。当たったら、役者に拍手する。お題は有名人：俵満智 現場：マザー牧場
凶器：孫の手。犯人役・佐藤さん、第一千葉が第二にマザー牧場が全然わからない
とわいえ、ヒントが牛乳、マザー（母）ではいくらなんでもつまらないねこ。
１２「私の家族」 お客の家族を舞台で演じる。合っていたら○、違うなら×をあげ
てその場で修正し進行。すぐ手を上げた19歳女性、祖母祖父、両親、妹、犬の家族
構成。ちと厳しい祖父、家族共サッカー好き、晩酌好き。気のいい家族の姿が見え
てきて、いい感じ。
１３「シネマガイド」 お客がひいた番号のシネマガイドページの映画あらすじから進行。
今回は「トマトの反乱」。冷蔵庫に入っていたトマト達が不遇を嘆くも聞き入れられず、
人間に訴えかけるもいつのまにか攻撃に転換。やがてトマトの弱さ故自滅せんと
するとこに、理解者な人間と出会い、幸せに消えて行くな展開。
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