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＠下北沢 OFF・OFFシアター (1999/2/12-14 4ステージ)
全自由前売り2000当日2300 ※いるかHotel「破稿 銀河鉄道の夜」との共通券
4200あり。
作・演出・出演：うべん（ひし子）、工藤まき（とみちゃん？）[遊気舎]
藤野明子（よりちゃん？） 照明：本村和也 音響：Alain Nouveau、中田摩利子
衣装：工藤真紀、田中千香子 美術：藤野明子 小道具：ユニッタ
舞台監督：塚本修 制作：伊藤恭子
1999/2/13(土)晴れ 3:00-4:00PM(1'00) 最前列より 客席９割？(50人？）
客層：２０才代中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：受付開始も5､6人列なのが淋しい。先日、破稿・・出演の三谷さんがＴＤＬ
の手提げ袋もって列に。遊びにいったのかしら。桟敷なし。その分前のスペースを
空けて椅子席のみ。ゆったりな最前列でまったりみるねこ。
いいんだよ〜なうわさばかりの「うべんの会」＠大阪。待望の東京公演。
舞台。お玉杓子形台紙に紐で渦巻き貼り付けたの、を黒幕壁にたくさん。上手に赤
い張りぼてオーブンレンジ（ランドセルのように背負えるのが○）。中央ベンチボックス
お話。亡くなったおばあちゃんの遺言はオーブンでつくった料理を供えること。
仲良し姉妹？幼馴染？の三人はオーブンの使い方がわからず、ふーむ。手引書は、
オーブンの持ち主熊が封印して使えなくした物語になってるし。そこにおばあちゃ
んが残した、第二の手紙が。オーブンを熊に返しにいってほしいと。熊！？と思い
ながらも、三人は北海道に。海を行き、雪山に登り、夜空を見上げしながらあれこ
れとあれど、楽しげに。子供の頃とか懐かしく思い出しながら、仲良しにほんわか
しながらの旅行。ひし子はおばあちゃんがオーブンに託した想いがなんか判ったよ
うな気がするのだった。
紙（ござ？）芝居、ダンス、ウクレレ、モノローグ、お茶でひと休み。思いつくま
ま、気の向くまま、楽しければいいのな。お茶の時間などで見せる、素の三人も愛
らしい。そこそこ楽しい、まったり和みの１時間。子供時代の時間無限大な、こまめ
に嬉しい幸せをかみしめてたな、懐かしい雰囲気があってほくほくするねこ。
東京公演を毎回してくれれば、と秘かに願うねこ。
役者。ポニーテールの子・藤野さん（かな？）。表情豊か、間合いのずれ具合が
なんとも○。
おもな構成
・おばあちゃんのオーブン。思い出話。遺言は料理をつくり、供えること。ぽかぽか
して暖かい部屋。太陽光線ってただでしあわせ。水は買ってもしあわせ。そのうち
太陽光線も買うことになるかしらと取りとめなく。オーブンの使い方がわからない〜。
こまりましたね。
・オーブンの手引きをもってくるが、畳サイズででけえ。開けると、物語が。オーブ
ンは月からきた熊がもってきた、人間に迫害されて、オーブンを魔法で封印した。
人がよろこばないようにと。
・おばあちゃんの手紙が。オーブンを熊に返してほしいと、第二の遺言？。
・うべん突然ウクレレで唄。「おばあちゃんの子守歌」を三人でウクレレで歌う。サ
ブちゃんの”はるばるきたぜ函館”「函館の女」。もうなにがなんでも北海道に
ゆくことに。渋る・よりちゃんをいいくるめて出発。
・北海道？ダンス。着替え。足べら（つうのスキューバでつける水かき）、透明カプ
セルを被って潜水服。泳いでたどり着けるのかしら、北海道。泡（シャボンをふき
ながら）ごぼごぼ、小魚？にちょっかいだされたりして。
・海底にのこぎりと弓を見つける、ひし子。ぴろ〜んとノコギリ音楽。音に悶絶する
他の２人。
・あざらしの大群を見物。食べたら脂がのって旨そう、えへへ。えっ、あざらしって
肉食!?。にげ遅れる、とみちゃん。
・いろんな形のオーブン。大きな、細長い、小さい。それぞれ長短あり。これもいい
な、これも好きとはしゃぐ三人。また好きなものができました。
・夜空を見上げ、愛する人にこの美しさをどう伝えようかと、ひし子モノローグ。
・Ｇ線上のアリア。真白なマタニティドレスの三人。お腹にはオーブン。ロックンロ
ールでダンス。オーブンを開けて、スネークカモン（手を蛇のぬいぐるみに通して
）踊りまくり。暑いよ〜とドレス脱ぎ。北海道の親切な人達に借りたのね。置いて
きぼりにされた、とみちゃんは怒って喧嘩に。
・函館山頂に登る三人。空気が薄いと、富士山頂の空気ボンベを準備のひし子。
寒い、もうだめだあ。９合目をむりやり「熊」と間違え？るよりちゃん。とみちゃんは
なんかもう熊の幻想で一杯一杯。きゃー、９合目から落ちて。もうついてますよ、
地上。あらそう！？。
・お茶の時間。いいものあり、ゆずと黒砂糖でゆず湯。（掻き）まぜるもの忘れたと
ひし子。指でまぜますかといやみ。振り混ぜる三人。溶けない。３０年はかかるな
と、とみちゃん。あー、客席までゆずのいい香り。おばあちゃんのゆず湯美味しか
った。子供の頃、クリープをお湯で溶いたの飲んだ、あれはまずいとか。
・三人で夜空をみる。希望という言葉より、今は（変な意味じゃなく）欲望だなと、
成長を実感するとみちゃん。小さいときはなんか許される空気ってのがあったよね
と今の自分を思う三人。
・呼びかけると、熊じゃなく髭のお兄さん登場（音響の人？）。名刺もらって、は〜
とする三人。段取り通り、四人で演奏「ジョビジョバ」
・熊にオーブン返すのはもういいやと、ひし子。おばあちゃんの遺言の意味が解った
し、みんなして帰ることに。
・いろいろなオーブン。丸い、三角、形を変える。それぞれ長短あり。発見しました。
気球になった丸いオーブンを。目からうろこが落ちましたとか。