悪運ダイヤ「くねくねし」
＠阿佐ヶ谷 ザムザ阿佐谷 (1999/2/21-23 4ステージ）
全自由前売り2000 当日2300
作・演出：杉林充章 舞台監督：松井武弥 照明：太田さなみ[エフ・スタッフ]
音効：溝口将之 衣装：細田絵美、斎藤絵里、城後めぐ美
宣伝美術：佐々木哲也、鈴木美葉 映像：関根将由 制作：今西わかば、齋藤恵子
出演：
三土幸敏 ：叢雲茂繁（むらくもしげる 父親 理論家）
小野田靖子：叢雲双葉（むらくもふたば 母親 「勲章」収集が趣味！？）
小田井孝夫：叢雲 頂（むらくもいただき 息子 浪人生）
中村嘉宏 ：叢雲望六（むらくものぞむ 体育会系高校生）
戸波咲恵 ：叢雲望三（むらくものぞみ 普通そうな女子高?生）
和泉和幸 ：ヤータン殿下（とある星の貴族）
山下純 ：ズンビーフ（ヤータンの息子 ５７番目の王位継承権をもつ）
奥村香里 ：グルッペル･オロカーナ（ズンビーフに片思い。名をよく間違えられる）
真下かおる：八尺瓊姫子（やさかにひめこ 大人のワンダーランド案内人）
新倉壮一郎：綾織テグス（本名そのままでご近所に知られた正義?の人。覗き趣味）
佐藤沙舞魯雨（さとうさとう テグスに後変身）
栗林久美子：綾織まみる（テグスの妻。夫テグスのことがよくわからない）
草間淑美 ：パルパル （なんの役だっけ？）
村川修一 ：鏑木蕪（かぶらぎかぶと 古文書専門家）
武元正弘 ：鏑木蕪（か「ぷ」らぎかぶと かぶらぎの偽者）
1999/１2/23(祝木)晴れ 7:05-8:40PM(1'35) 前方より 客席満員（80人)
客層：20才代中心にとりどり。女性過半数。ＨＪ新井友香の姿もあり。
客入れ：開場まもなく７割、ゆるゆると満席も。整理券あったか不明。荷物預かり
あり。チラシにあらすじが３通り、結局本編に関係無い人を食ったもの。折込パン
フにあいさつ、配役など必要十分情報。
初見。活動９年で８本上演、と比較的寡作な明大系劇団。役者は他劇団客演はたま
にみてたねこ。
舞台。下手半分、雛壇にボックスの椅子テーブル置いた「お茶の間」。後方、下手
階段から上がって、中二階な通路。出入口な開口は、上下とお茶の間後方にあり。
黒カーテンの壁に窓な四角い板吊られ。どの装置もオレンジ枠でワンポイント。
お話。むらくも家のお父さん、今日は帰りが遅い。「勲章」収集とか成果物を問う一家。
主に母親周辺、例えば振り向かせる男性数、人命救助などなど。だもんで？おかあ
さんは遅いのやきもき。浪人生の息子は自然ねぎらい言葉もプレッシャー。当のお父さん
は、ご近所主婦を誘って秘密の遊技場に。「通れる？な細い道を意外とするり、すり抜け
るとそこは広い座敷。なぜか、どうしていれたのか大型海賊船があるのでびっくり。
そんな非日常に一時浮き世を忘れストレス解消」趣向、いいでしょな。なんて言ってる
けど、本音は案内嬢がお目当てなのさっ、このおやじわあ。
そんな男心をくすぐっちゃう案内嬢を狙う影、にしてはやたら目立ってる２人あり。
なんかどこかの星の貴族らしい、とっぽい親子。やたら声がいいおやじは息子に手練
手管、にも実際ならないことを伝授。案内嬢をお后にと虎視たんたん。胡散臭くて愉快な
親子をよそに、案内嬢は浪人生息子とボーイミーツガール、ほのかな恋。それを
知った愉快な親子の父。一計を案じて、浪人生や彼の父親に成りすまし、入れ替わり
大作戦決行。危うし？、案内嬢。でも大丈夫。腰に釣竿、他でもないご近所の正義の
味方？なおじさん登場、独りよがりに助けてくれたから。とまあ、いいのかなでおしまい。
ふざけてて好き。まとも顔ですっとこどっこい。すきな風に遊んでる、ゆるめの
へんてこさが延々。やりっぱなしのしょうがない面白さ。どうでもいいのにやたら細かく
外して、ずっこける演出センスにこだわりありそ。奇天烈キャラ、やや変、まとも、
と役割分担もわかりやすい。70-80年代のナンセンスギャグ漫画の系譜かしらん。
行方不明なのが逆にパターンに思えちゃうのが△。特に中盤とか若干飽きねこ。
役者。真下かおるさん。すかすかの気が抜けた間合いがラブリー。和泉和幸さん。
無駄に声がよくていい演技、突発ばか芝居するのに笑うねこ。
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