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 悪運ダイヤ「シャボテン将軍と電子音楽」

 @東麻布赤羽橋 麻布die pratze(2003/7/31-8/3 6ステージ)
 http://www.geocities.jp/azabubu/
 全自由 前売2300円 当日2500円 学生2000円(劇団HPのみ)

 脚本:杉林充章 演出:小田井孝夫 舞台監督:松嵜耕司[至福団]
 舞台美術:衛藤こずえ 照明:正村さなみ[エフ・スタッフ]、荒沢寛子
 音響:中村壽宏、中谷竜[ラブリーヨーヨー] 映像:caim
 衣装:麒麟人間、大山文香[GASHIMA]、鉾之原数喜 小道具:沼野ゆき
 メイク:大池由香里 宣伝美術:藤本健太郎[Nendo] 制作:蒔田香菜子、坂野朗子
 映像内音楽「ナシナシと言えば嘘になる」
 作詞:杉林充章 作曲・編曲:小田井孝夫ほか 唄:新倉壮一郎、斉藤祐介
 出演:
 三土幸敏 :花潜未来(はなもぐりみらい 元警備員、実は小人国の名門子息)
 吉川かおり[S.G.Q]:花潜空穂(はなもぐりあきほ 未来の妻)

 新倉壮一郎:綾織テグス(あやおりてぐす 未来のボディガード)

 片岡壮太:兎狩堅碁(とがりけんご 実業家。空穂に横恋慕し、未来に敵対)
 斉藤祐介:ビリー鰐口(鰐口竹帛・わにぐちちぐはぐ 堅碁の手下ラッパー)
 塩田泰典:蟻頭模索(ありとうもさく 堅碁の手下)
 山下純[こどもとあそぶ] :シシャモ(堅碁の会社チーフ)
 小田井孝夫:鳩尾道雪(みぞおち みちゆき 堅碁の手下)

 真下かおる:スイスイ(小人国の妖精)
 奥村香里 :ケムケム(小人国の妖精。今は人間界で引っ越し屋)

 山本ひとみ:兎狩わらび(とがりわらび 堅碁の妹)
 立見 香 :花潜津玖美(はなもぐりつぐみ。未来の母親)
 山崎岳彦 :ゲジゲジ(堅碁の手下。ギタリスト)

 2003/8/2(土)晴 2:35-4:09PM(1'34) 中段より 客席9割(90人)
 客層:20才代中心、男子過半数。学生ぽい、関係者な人で2,3人連れが多し。
 客入れ:雛壇に全パイプ椅子席、9列。左右分かれてや中二階の場面が結構あるので
 、ちょっと後ろでみたほうがいいかも。空席誘導あり。折り込みパンフ。B5 3ページ。
 内容に関係のない挨拶、顔写真つき配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。12/26-28
 新作「おみそれテクニク大事典(仮)」@新宿シアタープラッツ。来春「くねくねし」
 改訂再演、楽しみ。物販なし。
 
 内容に関係のない挨拶、顔写真つき配役、スタッフ、予定掲載。次回公演。12/26-28
 新作「おみそれテクニク大事典(仮)」@新宿シアタープラッツ。来春「くねくねし」
 改訂再演、楽しみ。物販なし。
 
 久々にみたねこ。
 舞台。オレンジ、白などポップ配色、お遊戯場にありそうなミニハウス。高低差ある
 箱状を並べて階段で繋げ、左右の踊り場がステージ。壁には窓多数、ひび割れ左手の
 踊り場壁に両開き扉、隣に枝にとまるウグイス。これら地面は緑のカーペットの上に
 置かれ。両脇の壁にはなんかオレンジの円盤が吊られ。

 お話。眼鏡の彼は警備員失業。とりあえずのバイト先を辺り、OKと思いきや、ぞう
 さん24時間という苦役(象の鼻から出るボールを不眠不休で色分け)を強いられ。
 昏倒して採用見送り。彼の妻に横恋慕する実業家が横やりをいれたため。その妻は家
 探し。あろうことか、横恋慕実業家の家で同居を斡旋され、差し金ありあり。ひじ鉄
 を食らわせて拒否。一方、昏倒する彼は、故郷の使用人に助けられる。名家のおぼっ
 ちゃまである彼は気をよくして、一緒に食事をする内に職探しを忘れてしまう。
 そんなお調子者の彼には大きな秘密有り。胸の小箱には彼の本体である小人。見た目
 の彼は、実はロボットだったのだ。操縦の仕方とか、使用人に得意げに語る彼だった
 けど、妻に守備を聞かれてがっかり。でも、故郷に帰れば万事解決するかもと、訳も
 言わず、乗る高速フタコブラクダ(使用人に引かせてるんだけど)。父親である将軍
 もちろん小人、と妻を引き合わせる。残って自分と一緒にいても、去ってもいいと、
 妻の決断にゆだねることに。でも、まじでどっちにするか悩見始めるんだな、妻は
 (結局、振られたみたいね。)メインキャラ以外に、ガジェットなサブキャラが絡ん
 でくるけど、だからといって、どうということもなし。

 奇天烈なお話、無暗にキャラ芝居、マイペースに笑い。一般演劇からすれば箸にも棒
 にも掛からないよな、実のなさが面白いねこ。やたらスモークをいれたり、カラフル
 だったりの照明。ラッパーとギタリストもどきが、主人公や自分たちの心のままに
 するへっぽこ音楽。単純なんだけど、背景も前提も語られずによくわからないお話。
 登場人物(男性中心に)は独りよがりに一家言。言い放つテンションとは、裏腹に
 内容は無自覚な脱力もの。ギャグは外してばかり。狙いがよくわからないことをする
 確信犯ぶりを、今回も面白くみてしまうねこ。なんか無頓着な学生っぽいとこが○
 とも。これに、無駄に濃い役者(声がよくてムーディとか)をいれてもらうと、さらに
 !?になって面白かったかも。
 
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