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 イデビアン・クルー IDEVIAN LIVE five 「暗黙の了解〜後編〜」

 @両国 森下スタジオC(2002/4/11-14 6ステージ)
  http://www.saison.or.jp/studio/
 全自由 前売2000円 当日2500円

 振付・演出:井手茂太 舞台監督:大川裕 衣裳:長谷川えつこ 音響:島猛
 照明:厚木睦子 制作:岩下陽子ほか 宣伝:タグチケイコ
 制作:岩下陽子、門脇真由子 主催:イデビアン・クルー、(有)ビューネ
 出演:
 金谷綾子、川村奈実、斉藤美音子、菅尾なぎさ、本橋弘子

 2002/4/14(日)晴 5:06-5:55PM(50) 最前列入口側より 客席超満員(90?人)
 客層:20歳代女性7割、おじさんちらほら。ガタイのでかい川村毅氏の姿あり。
 客入れ:会場壁よりの座布団に。1時間前開場、最前列から埋まる(足が延ばせるし)
 客層。荷物、チラシを開演中出さないよう注意あり。混んでのよいしょ詰め軽くあり。
 折り込みパンフ。B5 4ページ。イギリスのカンパニの振付について、井手さんの寄稿
 あり。次回公演。「不一致」5月イギリス公演、6月宮崎公演。12月時節プロ「くるみ
 割り人形」@パブリックシアター 物販なし。
  
  英国カンパニ Diversions, The Dance Company of Wales の委嘱振付作品を
 A面とすると、B面趣向。日本人サイド?な作品とか。
 
 舞台。100畳敷の宴会場、まじで青畳一面(8×12畳)。お客も飲みに参加してね
 、と長テーブルが両脇にずっと。正面壁より、一段高く雛壇と長テーブル。司会役は
 座らせて頂きます、な。後方に鏡とバーでレッスン室、スタジオのすんげえ高い天井
 が宴会場にしちゃ(じゃないけど)贅沢。

 主な構成。着物姿で5人、誰もいない宴会場。同意したり、文句言ったりな感じで
 ダンス。お茶の時間。疲れた。正座に痺れる、ぎっくり腰にもなる。なんかいる?
 なによ?、気になっても寝てしまう。起こされる。結構、本音ではむかついたりも
 している。割烹着姿のお姉さん元気。着物を脱いで、夜。心は高ぶっている。
 な感じで。

 かっこよすぎ。粋でいなせ、日常と遊びを忘れない、訳知りの職人気質。スピーディ
 なユニゾンに胸がすき、和風に着物でなお決まり。音楽つうか音との乗りのよさは
 いつもながら◎。和なのに、ラテンで決まったりするのがまた素敵。

 きっちり着付けして、乱調子にとりどり崩す面白さ。ゆるめの和コントにしちゃう
 「会話」。歯に衣着せぬ感情、子細な表情しぐさのやりとりが愉快。くすくすねこ。
 斉藤さんのぎっくり声は既になんか殿堂入り。それにしても、英国カンパニへの
 振付作品ってどんなん?、と関心ねこ。
 
 主な展開
 きっちり着物の二人堂々と登場。続々と五人。肩で風を切るようにファッション
 モデル然。整然とした中に、しだい乱調子。ストレートヘアを振り乱し、いえーい。
 表情はあくまでクールな日本人形。

 ラテンにポップな曲調。スキップするよに掛け、腰はツイスト&シャウト。1対4の
 構図とか、フォーメイション換え。四人が正面の雛壇長テーブルに正座。一人は前の
 座敷に座り。足痺れた一人。立ち上がろうとして崩れ、でもなにげに踊って取り繕い
 五人もなにがしか痺れる。取り繕った一人は隅のポットやら茶器ワゴンを取ろうと
 するも、手が届かない。おい、おまえ!とミキサーのスタッフを手招きして、もって
 こさせる。急須から日本茶暗転。がちゃがちゃとお茶碗となんか言っている音。
 みんなでお茶休憩。片づけは斉藤さん。お盆を、う゛ーん、ぐぇな声だして持ち
 上げ。ぎっくり腰ですかあ。また、ミキサーを手招きして片づけさせ。一段落。

 一人が気になるものがあるのか、前方をちらちら。それに気づいた回りも何事?と
 前を見始めるがよくわからない。他のやつが別のところを見始めるとそっちが気に
 なったり。なんかみんな寝ちゃったので、目線を追った一人が会場にさまよい出る。
 暗転、その子もいびきをかいて寝てしまう。

 音楽が入って、寝起きのぼけぼけダンス、ふらふら。サックスがムーディに流れる。
 ゆっくりと三人がユニゾンで前へ歩き出し。残り二人はそろって横座り。5人(3人と
 2人)、かかしのような振りをいれ、時々麻痺しながら。スティールギターのさび音
 に合わせてユニゾンで振り向く動き。はいっ!の声とともに走り出し。一人、手を
 あげ、残り三人は顔を動かして、空に字を書く。二人、三人と横座り。

 宴会場中央に長テーブルをもってくる。レイジーなガーシュイン?な曲。テーブルを
 叩いたり、腰を動かしたりして、会話。場内真っ赤照明。テーブルに立ち上がった
 り、激する。照明戻り。テーブルでピアノを引く仕草とか。また、真っ赤。テーブル
 に片足をあげて、啖呵、侃々諤々、本音まるだし?。照明が戻ると、素知らぬ顔。

 和服に割烹着の二人がさっと登場。ハワイアン調の曲でスムースにデュオ。振り向き
 ざまにVサインを交わし、決め。

 長テーブルの上、シミーズ姿。おっかなびっくり、時々振り返りながら歩く。宴会場
 にシミーズ姿の五人。ラテン系フュージョン。腰を後ろに引き、また前屈、そり。
 左右に体重を移動しながら、肩を持ち上げ、手をさしのべて。解きほぐすように
 回転、跳躍。音楽盛り上がり。横からの逆光に浮かぶ五人。とりどりの動き。
 五人、雛壇の上に立つ。おじぎして前へ、二人は雛壇に上がり。

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