イデビアン・クルー「イケタライク〜イデビアンセレクション〜Vol.2」
＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2001/9/7-9 4ステージ)
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
全自由 一般 前売3000円 当日3500円 中学生以下 前売2000円 当日2500円
演出・振付：井手茂太 舞台監督：高橋淳一 照明プラン：西村充
美術プラン：加藤ちか 照明操作：田島佐智子 音響：島猛 衣裳：長谷川えつこ
宣伝デザイン：タグチケイコ 制作：（有）ビューネ／岩下陽子、宗重博之
主催：(有）ビューネ 協賛：キリンビール
出演者：
金谷綾子、川村奈実、斉藤美音子、志小田綾子、角谷牧子、高橋由美、菅尾なぎさ、
中尾留美子、平柳幸、本田和子、本橋弘子、上野正輝、小山達也、中村達哉、
石動孝陽、井手茂太
2001/9/9(日)曇｜雨 3:05-4:30PM(1'25) 1F中段より 客席7割 1F9割(500人)
客層：20才代女性6割に老若男女。女の子友達通しが多い印象。
客入れ：整理番号順に呼んで入場。ゆったり埋まっていき、２Ｆで俯瞰する人も若干名
あり。折り込みパンフ。メンバーの一言とか、再演希望アンケートの結果とか掲載。
1位は茶バシラの冒頭シーンとか。次回公演。9/23に今回の集大成版＠湘南台文化。
来年1月よりイギリスのダンスカンパニー（Diversions, The Dance Company of Wales）
の新作を井手氏が委嘱振付、帰国後4月に東京でイデビアン版を発表公演。
見たいシーンを募ってのベスト版公演。毎回、新作のおまけあり。土曜ソワレには
一緒に踊ろう企画あり（どんなだったのかしらん）。選ばれた作品は６つ（茶バシラ
、包丁一本、ウソツキ、ウソツキ改訂版、不一致、フリムクト）。もう歴史って
感じ。
ベスト版とは思えない、もともと一本作、のよな構成のよさ（素材のよさかな）。
ならでわの衣装やリズムの多彩さがまた楽しい。初期トレードマークの名前墨書
ブリーフパンツの黒子スタイルも懐かしくあり。珍しい・井手氏ソロ、ベストに
多出。軟体自在な動き。そのお茶目さ、かっちょよさ。予想外にたんまり見られて
嬉しいねこ。
群舞は言わずもがな抜群。冒頭の「茶バシラ」。激しいリズム。わしはこうする
〜なそれぞれ動き。ブラウン運動のようにてんでに動いては干渉、ユニゾンしたか
と思うと、不一致忘れず、くすぐりまたは刺激。戻って、分散してとりどり。
調和の高揚感、不調和の面白さが連綿と続いて、たまらない快感ねこ。
続く、「不一致」。喪服の装いでラテンリズム踊りまくり。ミスマッチが卑怯に
かっこいい。男性四人のユニゾン、これもずれをちょこ入れつ、勇んで男子ダンス
、これまた胸高鳴り。
「包丁一本」、足を横開いてのどすこいな腰の低い動き、メローなジャズギターに
乗せて流れる渦巻きな動き。行列で他人が気になりすぎな、不一致のおばかさ加減
には笑い。「フリムクト」転じて、ひとりぼっちに井手ソロが印象的。
カーテンコール後、ボーナス。一人前に出て動きに、囲んで座るそれぞれが
コメントなリアクション。ブーイング、頭抱え、あげくに一部は後ろで死んでたり
斉藤さんのガン飛ばし、いつもながらナイス。ギャグなおかしさ◎。
このシリーズ、本公演よか美味しいとこあり、是非定期化してほしいねこ。
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