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 オッホ「GOLDEN FUNDAMENTAL」

 @新宿 THEATER/TOPS(2003/4/30-5/7 12ステージ)
 http://theatertops.tripod.co.jp/
 全指定 前売3000円 当日3300円 学生割引 前売2500円 当日2800円

 脚本・演出:黒川麻衣 演出補:人見英伸 照明:正村さなみ[F.STAFF.rise]
 音響:中田摩利子[OFFCE my on] 選曲:村山章
 衣装:小西悟士+高橋利菜+田中美穂子 舞台美術:香坂奈奈
 宣伝美術:加藤莱穂美 宣伝写真:鈴木陽介 舞台監督:殴川我知+森和貴
 制作:浜尾あや
 出演:
 人見英伸 :立候補した男
 佐藤 需 :決められない男
 峯崎伊万里:アドバイスする女
 牧野直英 :節電を呼びかける男
 家元祐一 :職を失った男
 佐藤志織 :捨てられた男

 福田賢二[青年座]:ピンになった男
 神定美智代 :泣きたい女
 横畠愛希子[マンション・マンション]:負けず嫌いな女

 杉山将己:弔問する男
 穴井真樹:消臭する男
 上野雅史:通路がわからない男
 
 2003/5/1(木)晴 7:38-9:10PM(1'30) 最前方より 客席8割(60人)
 客層:20-30歳代中心。女性過半数。スーツ客もちらほら。
 客入れ:全指定・椅子席。前側2列分あけて、9列×8人のゆったり配置。
 開演定時5分前から、ビックコミック・スピリッツ生CM「劇CM」開始。間際に
 入ると巻き込まれるおそれあり(ないけど)。折り込みパンフ。B5 3ページ。
 あいさつ、顔写真付き配役、スタッフ。次回公演。1月新作「LIFE&TECHNOLOGY]
 @TOPS。物販。戯曲本ほか。
 
 コントのふれ込みだったけど、初期のオムニバスに近い構成。個々シーンは役者等
 持ち込みありとか。

 舞台。家をモチーフに、矩形と原色であしらったポップアートみたいな。立体画の
 ように書かれ、ところどころ人型に抜かれた壁。上手と下手に開口、後者は奈落に
 下がり。

 お話。どうにかしたい人達がすれ違ったり、干渉したりのオムニバス。コンビ解消
 した人気もひとつほうの漫才師、徘徊。議員立候補青年は、街の声を集めに、巡回。
 リストラ・ハローワーク職員は納得いかず、暴走。ほか、戦場コント、勘違い板前
 コント、時間デザイナー原マチコ先生、ショートコント、情けない死因コントなど
 をコラージュ。

 オムニバス、短気に暴走。猪突猛進、矢継ぎ早にお話切り替え。かっ飛ばす進行と、
 生活に必要がないハイテンション演技は挑戦的。私についてこれるかしら?な。
 リレー式に登場人物が残ってつないだり、しなかったり。箸休めに脈略無く、でも
 気持ちはわかる扇情的ダンス。個々のシーンは時々異色、微妙にグラディエーション
 印象。無邪気でとりとめなさそうな構成に、無自覚の悪意ある登場人物の物語が
 交差。ふふーんとシニカル笑いねこ。

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