＠新宿 THEATER/TOPS（2004/9/22-10/3 15ステージ）9/23s、9/26sトークショー
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全指定 前売・当日共4500円
＠岡山 西川アイプラザホール 10/8-9 2ステージ
作：原田宗典 演出：大谷亮介 音楽：野田晴彦
照明：富松博幸 音響：安良岡茂 舞台監督：野口毅
衣装：三茶小町(奈須久美子、中野かおる) ヘアメイク：近藤澄代 振付：本間慶一
宣伝美術：寺久保吉完 制作：大谷薫平
出演：
大谷亮介 ：山崎通、山崎登
北村岳子 ：ミサキ、大家、桜子
藤崎卓也 ：巡査、トクナガ、取り立て人、るるか
草野徹 ：サツマ、Ｇ・ハリスン、エルビス
大塚健司 ：ヤマネ、集金人、客、加藤さん
六角精児[扉座]：工場長、ツバタ、Ｐ・マッカートニー、取り立て人、片桐店長
2004/9/25(土）晴 2:04-4:13PM(2'06) 後方より 客席8割（100人）
客層：老若男女、幅広く。男女、お友達連れ多し。女性過半数。
客入れ：最後尾が空席、もったいなし。通常の雛壇に椅子席配置。折り込みパンフ。
A5 2ページ。役者、スタッフ掲載、配役表はなし。物販。パンフ(A5 31ページ
400円 希望者に原田宗典生写真プレ）「後悔読本」という位、「後悔」のあれこれ
、「音楽劇」に関してもあれこれ。
元・東京壱組ゆかりの原田宗典と役者たちが立ち上げたユニット。似たような同窓会
企画はあったけど、今回のは続けるのかしらん。
舞台。譜面を貼った、クリーム色のギター型門が上下。奥１／３の手すり越し、
やはり譜面を貼った台形壁を背景にした、バンドスペース。
お話。バブル期には経営者としてそれなり好調だった画家。才能はあるけど、度胸
のないのが災いして失敗。さらにギャンブル好きの父親の借金400万がのしかかり、
いまはぼろアパート住まい、パン工場でバイトの身。も、変に気を回す性格が災い
して、また失敗、解雇。もう家賃滞納、電気止められて万事休す。ジョージ・ハリ
ソンや、死んだ向かい部屋の加藤じいさんに、夢でいさめられる始末（ジョージは
嬉しかったりするけど）
思いあぐねて場末のスナックのボーイとなり。呼び込みも満足にできず、おまけに
調子のいい若いボーイ（嘘つきだけど、いいやつ）はアパートに転がり込んで
くるし。恥ずかしがりの人気ホステスの優しい言葉を慰めにするだめおやじ。
ある日、みつけた父親の詩を曲にしたら大評判、おまけに立て看板かきにも才能を
発揮。店の売り上げは大躍進、オーナーにボーナスももらってほっくほく。くだん
のホステス（年寄りが好き）ともいい感じだし。人生快調。
祝賀会の翌朝、身につけていたボーナスがなくなっていることに気づいてがっかり
アパートに帰ってみれば、置き手紙。父親とくだんのホステスの連名でよくとれば
、励ましの短い言葉。二人は彼の金で沖縄へ逃避行。もうがっかりだよ。
「人生の半分は後悔、あと半分は適当にできている♪」。この迷歌詞への共感
度合いで観劇印象が変わりそう。だめな大人への愛ある、かつ自責なピリ辛の
視点が全編。実のところ暗い内容なんに沈ませない、笑いの入れ込みがいい案配。
芝居内容はもとより、客自身の観た動機(タイトルね）や体験に広がりそうな、味の
あるお話なり。
役者は個性と実力を兼ね備えた強者ぞろい。大谷、草野、六角の三バカ(ほめ言葉)
に、北村が華やぎを添え。役者たちが自ら演奏し歌う「音楽劇」の体裁もとり。
当て書きならぬ、当て楽器と歌がはまってて○。旨い肴（役者と音楽）で、日本酒
（お話）を飲ませてくれるよな、はまる芝居なり。
劇中劇
Ｍ１ 人生の半分のうた
Ｍ２ 釜崎パン社歌
Ｍ３ お金がないうた
Ｍ４ ギリギリのうた
Ｍ５ 一人のうた
Ｍ６ ほんとうのうた
Ｍ７ 私は後悔する
［月間一覧］