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＠赤羽橋 麻布 die pratze(2005/4/1-3 5ステージ）
http://www.geocities.jp/azabubu/
全自由（整理番号付）前売2500円 学生1800円 当日2800円
作・演出：荒木英俊
照明：Jimmy[（株）Art Works] 音響：坂田ひろの[ぺんぎんサウンド］
舞台美術：大津英輔[突貫屋] 舞台監督：杣谷昌洋 衣装：竹内陽子
宣伝美術：京 写真：山下裕之 企画・制作：1176エグリントン
劇団ＨＰ http://www.h6.dion.ne.jp/~eglinton/
出演：
村島智之 ：芸術家
中島美紀[ポかリン記憶舎] ：芸術家の妻（青いワンピ）
福岡ゆみこ ：女１(赤衣装。冒頭、亡き王女のためのパヴァーヌを歌う）
楠木朝子[劇団桃唄309] ：女２（赤黒衣装。冒頭、鎖付き）
入交 恵 ：女３（柄ものワンピ。芸術家の妻とミラーイメージ？）
泉 光典 ：画商（正装白塗。芸術家に捜し物を頼まれているらしい）
2005/4/3(日)晴 5:35-6:44PM(1'09) 最前列より 客席7割（40人）
客層：20-30歳代中心、女性過半数。単独客多め。
客入れ：開場時の様子不明、ゆるゆると埋まる客席。定常の雛壇にパイプ椅子
客席。トイレ誘導あり。折り込みパンフ。A6 2ページ。挨拶、配役、ワークショ
ップ案内。次回公演情報はなし。物販たぶんなし。
初見。個性ある客演とスタッフ（照明=tsumazuki no ishi公演、美術=突貫屋、衣装=
銀幕遊学◎レプリカント公演）に惹かれて見にいったねこ。
舞台。がらんとしたコンクリート部屋。中央に額縁な縁取りの開口。大振りの柱が
上手手前と開口脇、天井横に梁。調度。上手に中古なベンチ、テーブルと椅子。
下手、柱と壁に額縁のみが立てかけられ。
お話。ほとんど無言劇、仕草ありさまで語る趣向。地下室。外界から隔絶された
そこに画家夫婦。画家は創作するでなく、ぼんやりとすごしている。ときおり画商
が訪ねてくるが、画家の様子は変わらない。妻の心もまた閉ざされている。妄想の
自分自身、犬と飼い主役を入れ換える女達、虚心な体の女 を眺め暮らしている。
そうしたある日、妻は逝ってしまう。画家はキリストのように十字架にある妻を
思い描き、創作を再開する。キリストの死が人の救いとなったように、妻の死は
画家を再生したようだ。
ムーディな場と人達の有様に興味津々ねこ。濃い闇、静謐な空気感を演出。心理
までおよぶ「地下室」を現として表し。妻の分身役は女性な欲望、隷属の力関係を
アングラに即物的に個々表し。抑圧を表す表情、定まらない目線、時に人形ぶりの
ような動きとその反復。個々の不協和音が不穏、静かな不安感をうまく醸して○。
役者。中島美紀。月明かりが似合うよな、緩やかな動き、美しい肢体○。楠木朝子。
普段の演技が爆裂開放されたような、激しさにほよよ。福岡ゆみこ。久々にみた
けど、子供演技が相変わらずうまし。
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