＠池袋 東京芸術劇場 中ホール(2006/7/1-16 18ステージ)
http://www.geigeki.jp/
全指定 S席9870円 A席7770円 B席5670円
＠神奈川県・関内ホール 6/24-25 3ステージ
7〜8月全国ツアー
西宮市・兵庫県立芸術文化センター 7/22-23 2ステージ
神奈川県・グリーンホール相模大野 9/1 1ステージ
原作：遠藤周作「わたしが・棄てた・女」 脚本・演出：ワームホールプロジェクト
グゼクティブプロデューサー＆クリエイティブディレクター：相川レイ子
音楽：井上ヨシマサ、高田浩 振付：杏奈 美術：朝倉摂 衣裳：宮本宣子
ヘアメイク：宮内宏明 照明：服部基、山口暁 音楽監督：高田浩
歌唱指導：桑原英明 音響：実吉英一 舞台監督：北條孝
製作著作：ヒューマンデザイン
出演：
今津朋子 ：森田ミツ
中村桃花 ：三浦マリ子
秋山みな子：スール・山形 他
浜崎真美 ：たえ子 他
清田和美 ：ヨシ子 他
西岡由布子：田口の妻、院長 他
富永友紀 ：由美 他
堀川亜矢 ：スール・稲村 他
久積絵夢 ：菊江 他
荒川ゆかり：晴美 他
間地まどか：早苗 他
磯貝麗奈 ：小山 他
野口綾乃 ：珠子 他
吉田朋弘 ：吉岡努
安中淳也 ：長島 他
渡辺修也 ：大野 他
佐藤伸行 ：金さん 他
沓沢修一郎：田口 他
新木啓介 ：部長 他
中塚皓介、楢原潤也、藤田将範、萩原弘雄、山合大輔、都築孝暢：社員 他
2006/7/9(日)曇 1:06-3:53PM(1'08/休18/1'18) 後方中央 客席満員?(800?人)
客層：町内会な老若男女、男女半々。
客入れ：当日券詳細不明。もひとつ見がたく△な客席は変わらず。折り込みチラシ
若干。無料パンフ A4 72ページ。遠藤周作、ハンセン病元患者とボランティア、
時代背景記事が結構。物販。Ｔシャツ、ＤＶＤ、原作本ほか。
カーテンコール3回5分。
遠藤周作原作のオリジナルミュージカル、今回３演。主演のミツ役に初演からの
今津朋子さん。結婚、出産後引退気分だった彼女を説得しての3年ぶり舞台。
舞台。下段が鏡張りの２階構造。可動式の階段を種々置き、場面展開。施設の場面
では、透明な竹林オブジェを吊し。
お話。戦後間もない東京。クリーニング工場の女工ミツは、野心家の学生に遊ばれて
捨てられる。ハンセン病と診断された彼女は、逆境の中、学生への恋心だけを生きる
糧とする。誤診とわかった後も、彼女は苦しむ患者達とともに生きていくことを決意
する。
愛されない人を抱きしめられる人・今津ミツに感涙、併せ我が身恥じ入りねこ。
利己的に高度成長した日本人と、その影で捨てられた人々。昭和の恥、私たちの
後ろめたさ・傷心を、ミツの尊さとともに浮かばせていく。昨今の恥知らずな言動、
風潮など思い起こされ、うーん、胸痛いものありねこ。
年を取るのを止めたよな、今津さんの歌声に、当初の不安は払拭。真っ直ぐに胸に
響いて、泪ねこ。かつての私たちを投射した、野心家吉岡役はちと表面的でも
ひとつ。苛立ちや焦燥はわかるけど、潜む弱さと優しさがうまく伝わらず。
音楽と演出が彼のパートを中心、ラップを入れたり派手。太陽と月な対比から、
ミツのパートを深めるため？。メリハリが強すぎて、２つのパートが分断してみえ、
逆効果のよな。サブキャラの歌唱は安定安心。クリーニング工場の同僚の子とか、
将来期待。同工場らの生活ダンスが活き活きとして、楽しいねこ。
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