＠小竹向原 アトリエ春風舎(2007/12/6-11 8ステージ)
http://www.komaba-agora.com/access.html
全自由 予約 2000円 当日2300円 マンディマチネ割引1800円
作・演出：吉田小夏[青年団演出部]
舞台監督：渡井理恵 照明：伊藤泰行 音響：泉田雄太、花嶋弥生
宣伝美術：空 制作：青☆組制作班+中嶋英樹 企画・製作・主催：青☆組
劇団HP http://www.aogumi.org/
出演：配役下記
2007/12/8(土)晴 7:36-9:07PM(1'30)最前方 客席満員(70人)
客層：20-30歳代最多に、子供連れから壮年男性まで幅広く。女性過半数。
客入れ：予約満席、当日券はキャンセル待ち（観られると思うけど待ってもらうと
アナウンス） 桟敷1列、ひな壇に椅子5列。空席誘導、席替え案内など積極的に
あり。チラシ若干、鉛筆付き。パンフ A5 3ページ。挨拶、シリーズコンセプト、
配役、スタッフ、予定。次回公演 4/5-13＠こまばアゴラ 処女作再演
カーテンコール1回。
2001旗揚げ、作家は日本劇作家協会・戯曲賞新人賞を2回受賞など、実力派の様子。
舞台。ぐるりとカーテンロッカー室。役者それぞれに飾り立て、カーテン越しに支度
のシルエットをみせ。素の劇場の板敷きをそのまま、座卓やベンチら最小限の持ち
込み。転換は、出演役者はリレーをするように各自にて。冒頭は総出演でお披露目な
賑やかさ。
お話。「恋女房」一夫多妻な中年男と若妻、円満ならぬ陰は欲求不満。「あいボ」
恋の楽しさを知る身に楽しく切ない、育成型女性アンドロイドとのひととき。
「恋するバス停」見ず知らずに芝居がかりの熱烈告発、生活に追われる男は疎ましく
思いつつ、ちょっと焚きつけられもして情けない。「夕焼けの名前」八月の鯨な老女
は親友、壮健と健忘。一方通行の友愛、そして恩讐の彼方。「フェルマータ」人生
一休みな老人介護施設。早くも留まろうとする男、恋に再燃しようとする男、それ
ぞれの家族の戸惑い。
機知に富み、メリハリ程良く小気味良い短編集。愛憎、笑艶、妄想、ごっこ、心理な
演劇ショーの趣も楽しく。ほどよい会話、細やかな演技演出で、そこにある心情を
しっかり描く。穏やかながら女性のしたたかさと強さをＰＲ、中年男性の戸惑い、
男の情けなさをくみ取り滲ませて、ほよー。萌える女子はいても、男子がいないのが
ちと不満。「恋女房」「恋するバス停」が面白く、ニタリ笑いねこ。
配役
1 恋女房
小笠原大 ：斉藤幸夫（保険外交員）
藤川修二 ：田中洋平
木下祐子 ：田中の妻１
松本享子 ：田中の妻２
野中さやか：田中の妻３
小松留美 ：芹沢（斉藤の前任）の妻
2 あいボ
林竜三 ：山田竜也
猿田モンキー：柳下（新聞屋）
小松留美 ：青木（隣人）
多賀友紀 ：あいボ
3恋するバス停
猿田モンキー：男Ａ
大谷由梨佳 ：女Ａ（ヘレナ）
木村香織[演劇集団ふれる〜じゅ]：女Ｂ（ニーナ）
松本享子 ：女Ｃ（？）
3 あいボ
4 夕焼けの名前
木下祐子 ：老女Ａ（黒×桃）
松本享子 ：老女Ｂ（白×紅）
5 あいボ
6 フェルマータ
藤川修二 ：笹木桂吉
野中さやか：笹木幸子（桂吉の娘）
小松留美 ：榎本牧子（老人福祉施設職員）
大谷由梨佳：西村優美（老人福祉施設職員）
花澤豊孝 ：山岡哲夫（長男）
木村香織 ：山岡瑞枝（哲夫の妻）
木下祐子 ：山岡史子（長女）
松本享子 ：山岡涼子（次女）
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