[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 イデビアン・クルー SePT独舞vol.18 齊藤美音子「てすり」

 @三軒茶屋  シアタートラム(2008/2/29-3/2 3ステージ)
 http://setagaya-pt.jp/
 全指定 一般3800円 友の会会員割引3500円 世田谷区民割引3700円

 振付・出演:齊藤美音子 音楽:斎藤ネコ 音響:島猛 照明:齋藤茂男
 衣裳:斉藤絵美 舞台監督:上林英昭 宣伝美術:木本園子 制作:長山泰久
 製作:days 提携:世田谷パブリックシアター
 ポストトーク 出演:黒田育世(BATIK)、井手茂太、齊藤美音子

 2008/3/2(日)晴 3:06-3:53PM(46)最前方中央 客席ほぼ満員(210人)
 客層:20-30才代中心、教え子?な小学生達もちらほら。
 客入れ:最前Cの9列、最後尾に補助椅子追加。折り込みチラシそれなり。パンフ。
 新書サイズで縦めくり式 あいさつら短文。物販。Tシャツ2500円。
 カーテンコール1分2回。

 公演以前、クレジットに並ぶ4人の「さいとう」のプチ祭りぶりで話題の?、イデビ
 アン・クルーの舞姫・齊藤美音子ソロ。

 舞台。中央に四角く白布。上手の扉は石壁と同材でリフォーム。
 構成。・床が波立ち、吸引穴から柵を頭上に掲げて登場。虎の毛皮の上、黄金の
  ワンピで坐視。しばし膠着状態。起立、伸びやかさの中、仰け反り、震えなど
  入れながらしだいドライブ。
 ・風音。麻痺、かがむ、腰曲げ。手で身体を叩いてリズム自生。手振りまじり。
 ・街の喧噪音。きりきり舞い。スクリーンに窓、バイオリンソナタ。こわごわ後ろ
  向き〜自信をつけてバレエ振り。レッスン風景。すり足〜ランニング。
 ・小鳥のさえずり、バイオリン曲(斎藤ネコ氏出演)。上手で素、水を差し入れて
  もらい。バイオリン音と会話。ミラーボール回転。ラジカセを持ち出し、バイオ
  リン曲で柔軟体操、壁に向かいステップ。なんか不機嫌。
 ・バイク音、ミラーボール、なんか斬る音。下手から太い丸太を引っ張り出そうと
  する。落としたり、気合いを入れ直してまた持ち上げたり。
 ・スクリーンにバイオリン弾きのシルエット。激しく床ダンス。影にしがみつく。
  スクリーンを落として暗転。ノイズ音。身体叩く、引き寄せて放つ動作。音楽に
  つれ、ドライブ。倒れて暗転。

 思いで語りまじりに原体験ダンス。不安な時からバレエや音楽との出会い、苦難と
 喜びな細腕ダンス半生記な印象。伸びやかなバレエぶりに、意外性あるコンテン
 ポラリな動きをミックス。ダイナミックで自由な動きの魅力に加えて、わたくしな
 抒情が伴って、骨太感。まじで丸太を運ぶし。全体のドライブ感とかはもひとつ、
 構成なのか演出なのか、もう一工夫ほしい感じするねこ。

[月間一覧