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全指定 前売5000円 当日5500円 立ち見5000円
作・演出：後藤ひろひと[Piper]
音楽：石田雄一 舞台監督：徳永朗佳 美術：稲本智香子 大道具：山田勝
小道具：速水仁 照明：上田和博 音響：中村裕 衣裳：大槻忠之
宣伝美術：濱口敦子 イラスト：ムラサキ 制作：安積智子
プロデューサー：吉川能生
第１話「コーポからほり３０３」
第２話「劇団再結成騒動」
第３話「石野真子ではありません」
出演：
内場勝則 ：カツちゃん（コーポからほり３０３住人 TVディレクター)
未知やすえ：やすえ（カツちゃんの妻 無類の芸能人好き）
池乃めだか：池乃 （大家 恐妻家 元役者）
末成由美 ：由美 （大家の妻 芸能人大嫌い）
山田花子 ：花子 （近所のマッサージ師 悪魔のような悪戯好き）
安尾信乃助：やすお（吉本芸人 自称有名芸能人）
？（第１話）：伊原剛志
石丸謙二郎（第２話）：本人役（池乃と同じ劇団出身）
石野真子 （第３話）：本人役（ロケ中やすおにつれられてくる）
後藤ひろひと：司会（ＭＣ担当）
2008/11/22(土)快晴 7:05-8:52PM(1'41)前方上手 客席超満員(870?人)
客層：20-30歳代中心、子供連れちらほら。女性7,8割。石野真子親衛隊15人。
客入れ：開演定時20分前から入場。劇場内売店通りをぐるっと回る列をつくり、
ゆったり入場。携帯、カメラ、ビデオのイラストに×マークのプラカードをみせ
歩き。折り込みチラシ少々、パンフなし。物販なし、ＤＶＤ予約あり。カーテン
コール2回6分。2回目は池乃さんの脱力告知の後、石野真子 劇中曲・タイトル？
で再び盛り上がり。
吉本興業に席をおいて10年、なぜか伝統の新喜劇を作演出。わずか2ステージの
最終日は立ち見もでる盛況ぶり。
舞台。明るいパステルの洋室。上手半分がリビング〜観音扉の中に台所設定。2人
掛けソファの後ろ壁には、なぜか大王の肖像画。中央に玄関とトイレへの廊下が
みえ。下手、ドアからダブルバッドがある寝室、商店街の看板がみえる窓。
お話。発端、どたばた、オチ、転換後ピロートークとまたオチの構成で、3話オムニ
バス。第１話は、TVディレクターの引っ越し先が偶然にも旧知の大家。ところが実権
を握る大家の嫁が大の芸能人嫌い。芸能関係はあかん、殺されるでと大家。戦々恐々
と秘密にすることに。呼んでもいないのにくるマニアックな吉本芸人はともかく、
本物の有名芸能人のことを隠すのに、嘘を重ねてもう大変。そんなことは知らず、
ディレクターの嫁は、有名芸能人を自称有名人の吉本芸人のこととと勘違い。顔も
会わせず、不躾にあしらってしまう。あとで聞かされて、本当はあこがれの人なのに
がっかり。という感じで、2話は大家に劇団再結成の話をもってきた「石丸謙二郎」
を連れ回しては隠し。3話ではロケ中をつれられてきた「石野真子」をはげ親父変装
で隠すドタバタ顛末。
新喜劇のお約束芸＋大王のはぐらかし笑いが相乗して、まあ愉快。勘違いとすれ違い
てんこ盛りの王道コメディ。今回は芸能人嫌いの大家対策と、芸能人好きの意に
そぐわず立ち振る舞う嫁の失敗を2本柱に、伏線ちりばめ。わかりやすく拾って、
連ねて、笑いが絶えることなし。ほか、山田花子の悪魔っ子な悪戯など本編と無関係
な笑いをそこここに入れて、賑やかし。ネタとキャラ、それぞれの笑いを存分に楽し
むねこ。来年の今頃、第二弾を考えているとか、今から楽しみ。
大王ＭＣ
・なんばグランド花月の（緞帳のスポンサー広告）「ほんだし」の前に立つことになろうは。
独特の出演者毎の出音で拍手のことと、協力のお願い。
・石野真子親衛隊の紹介（前から3列目中央を独占）。指示をしたら、はちまきを締めて
くれと彼らにお願い。会社では地位のある方々、決して怖くはありません。今回の経緯。
新しい喜劇をやりたいと吉本へいったら、「新」喜劇を書いてといいわれた。「新」の意味
が違う…。大企業と一個人のギャップを感じた。
・世界でも説教に一企業の名前が使われことは珍しい。大阪では日常的に使われている。
吉本社員の９７％は親に入れられた。親衛隊への業務連絡。また、危険なマイム
「角」を贈る。
隣接のグッズ、食べ物屋盛況。