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 王立劇場Vol.7 王立劇場Presents 王立新喜劇
 「続・コーポからほり303〜今日も危険な上町台地」

 @品川 よしもとプリンスシアター(2010/2/6-7 2ステージ)
 http://www.yoshimoto.co.jp/ypt/
 全指定 前売5000円 当日5500円
  @大阪 なんばグランド花月 1/30-31 2ステージ

 作・演出:後藤ひろひと[Piper ]

 第1話「増えるエミリちゃん」
 第2話「勝負の相手はデンジャラスK」
 第3話「嫁さんは水野真紀」

 出演:
 内場勝則 :カツちゃん(コーポからほり303住人 TVディレクター)
 未知やすえ:やすえ(カツちゃんの妻 無類の芸能人好き)
 
 池乃めだか:池乃 (大家 恐妻家 元役者)
 末成由美 :由美 (大家の妻 芸能人大嫌い)
 
 山田花子 :花子 (近所のマッサージ師 悪魔のような悪戯好き)
 安尾信乃助:やすお(吉本芸人 自称有名芸能人)
 すっちー :すっちー(1階に越してきた古道具屋)

 中山エミリ(第1話) :本人役
 川田利明 (第2話) :本人役
 水野真紀 (第3話) :本人役
 後藤ひろひと :MC

 2010/2/7(日)快晴 7:00-8:48PM(1'47)前方上手 客席ほぼ満員(360?人)
 客層:20-30才代中心、女性過半数。カップル多め。
 客入れ:両袖に幕があるので、端席は見切れあり(と断って、見せない部分の
 誇大説明あり。)。折り込みチラシ、パンフなし。物販 前回DVD。
 カーテンコール 演出込みで2回1分。

 後藤ひろひと よしもと新喜劇書き下ろし第2弾。
 舞台。第一弾と同じ、パステル明るいマンション。上手半分がリビング、下手が
 寝室。リビングから台所、非常口が繋がる設定。大王の肖像、アフリカンな民族
 人形が飾られ。

 お話。3本オムニバス、それぞれの頭に大王MCの構成。1話。大阪の笑いを身につけ
 たいと旧知のディレクターを訪ねてきた、辺見えみり(本人)。大家妻が大の芸能人
 嫌いでひとまず仮面で隠すことに。折しも大家妻から逃げてきた夫が同じ仮面を
 かぶったことから、取り違え勘違いの騒動に。
 2話。大家はプロレス勝負、プロデューサーは将棋で勝負と思い込みと勘違い。
 そこにプロレスラーがやってきた上に、一時的な記憶喪失となって騒動に。
 3話。風邪で熱の上に夫婦げんかでげんなりのプロデューサーの目の前に、妻だと
 いう水野真紀(本人)。実は芸人が気を利かせての一芝居。そうとは知らぬプロデュー
 サーは本妻と水野真紀妻が出たり入ったりで、喜んだりガッカリしたり。

 最悪のタイミングで困ったことになる、実に間のいいコメディ。勘違いなばらまかれ
 た伏線を偏屈な固定キャラの仕掛けで案配よく、面白く拾い。仕掛けてし損じなしな
 笑い処が途切れなく続き。わかっていても笑っちゃう楽しさ○。女優が本人キャラで
 登場。カードリーダーと遊ばれる辺見えみりとか、悪ふざけも珍しく大王作品らしく、
 逆に嫌味無くてカラッと愉快ねこ。MCではお客希望者に「たたき」(ビンタ音装置)
 を実演しながら、一切使っていないとはぐらかし。皆様ごときに筋は説明できないと
 不遜の体で煙に巻き。恒例の危険なパントマイムもあり。なんだかんだとサービス
 満点。

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