＠渋谷 シアターコクーン(2008/12/10-25 17ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S9000円 A7000円 コクーンシート5000円
＠大阪 シアター･ドラマシティ 12/27-29 4ステージ
作・演出：岩松了 音楽監督・作曲：小林武史 作詞：一青窈（ひととよう）
美術：磯沼陽子 照明：沢田祐二 音響：井上正弘 衣裳：飯嶋久美子
ヘアメイク：池田慎二、佐藤裕子 振付：井手茂太 演出助手：豊田めぐみ
舞台監督：加藤高 宣伝美術：good design comapny 制作進行：熊谷由子
提携：bunkamura 後援：小松香織 主催：近藤淳司ほか
企画・制作・主催：梅田芸術劇場
出演
一青窈 ：レンファ（謎の女）
柏原収史 ：ロク （港湾作業員）
水橋研二 ：ブランコ（裏組織の男）
山中 聡 ：チートイ（雑貨屋）
村杉蝉之介：ヤン （バー経営） [大人計画]
杉本哲太 ：オカダ （密輸入業者）
2008/12/23(祝火)晴 2:04-4:52PM(1'11/休16/1'19)1階前方 客席ほぼ満員(720?人)
客層：大人よりに老若男女、町内会な幅の広さ。
客入れ：当日券あり、立見はなし。折り込みチラシ厚め。パンフなし。物販。パンフ
A4 38ページ 1500円 全曲歌詞収録 座談会など。 カーテンコール2回2分。
岩松了流サスペンスに、一青窈がほぼ全曲新曲で臨んだ音楽劇。
舞台。港町の船着き場。コンクリート護岸、上手にボートの一部、後方に高く海原。
お話。密輸の片棒をかつぐ、木訥な港湾作業員。とある日積み荷の中に女を見つけ
、密やかな暮らしを始める。航空機事故、組織のなわばり争い、女が現れた日から
不穏なムードが漂いはじめて…。
岩松スープにまるっと一青窈素材の醍醐味。戯曲と歌の距離をまず置いた、珍しい
音楽劇。単身コンサートですか？、なオープニングは大音響とバックダンサー
従え。対して芝居は、些末な道草話の合間に危うさが覗く会話劇。停滞しがちな
渋み物語と、能動的な艶っぽい歌が同等に起立。違和感を抱くねこ。
やがて、一青窈演じる寡黙な女が男との暮らしにつれ、会話と表情の彩りを増し。
ここでエモーショナル、時に穏やか、またポップな曲調が物語をプッシュしだし。
協調すれど、妥協迎合せずな共演になるほどとうなずくねこ。
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