＠赤坂見附 赤坂RED/THEATER(2010/5/8-23 21ステージ)
http://www.red-theater.net/
全指定 前売3800円 当日4000円
＠大阪 HEP HALL 5/26-30 6ステージ
作・演出 : 前川知大 美術：土岐研一 照明：松本大介 音楽：安藤克人
音響：鏑木知宏 衣装：今村あずさ 舞台監督：棚瀬巧、谷澤拓巳
ヘアメイク：前原大祐 衣装部：山本満穂、橋本加奈子 宣伝美術：図工ファイブ
制作：中島隆裕、吉田直美 主催：イキウメ、エッチビイ株式会社
出演：
伊勢佳世 ：要(夫の滋に離婚宣言をして実家に戻り、兄と暮らし始めて一ヶ月）
浜田信也 ：東 滋（妻の要が勝手にマンションを解約したため、引っ越して一人暮らし）
盛隆二 ：江口塔而（不動産会社に勤務、担当している雑居ビルにトラブルが絶えず、調べている）
岩本幸子 ：星野一恵（滋の会社上司)
森下創 ：脇坂三治（近所に住む建築現場作業員)
窪田道聡 ：島忠（江口の会社から借りた店舗で開店準備をしていて、おかしな現象に悩まされる
緒方健児 ：藤枝次郎(島と二人で店を準備していた料理人)
安井順平 ：山田輝夫(要の兄。親の持つ不動産の管理をしているが、基本的には無職)
大窪人衛 ：大河原和夫(山田家所有のマンションに住む学生)
加茂杏子 ：百瀬由香里(要の実家・山田家の家政婦)
2010/5/14(金)晴 7:04-9:05PM(2'01)前方下手 客席超満員(140？人)
客層：20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：全指定 最前C列。通路に補助椅子出し。折り込みチラシそれなり、
ビニール袋と鉛筆付き。パンフ □18cm 3ページ。あらすじ、写真付き配役、
スタッフ。次回公演。10/29-11/7「図書館的人生3」＠シアタートラム ほか大阪広島
福岡。物販DVDほか。カーテンコール1回。
紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞、文部大臣新人賞など続々の
前川知大最新作。
舞台。淡いブロンズ色の壁、回転ドア式に回って展開。開口はここと両袖。
お話。地方都市、とあるビルは呪われているとの噂。記憶が飛ぶ、いないはずの人間
が現れる。しかもそれが自分自身のドッペルゲンガーらしい。不仲の夫が2人現れ、
困惑する妹に大家である兄は、実験と処置を試みる。
巧みな作り話の面白さ、どこか諸星大二郎のホラーにも似たり。人間が記憶や感情の
入れ物だとして、ドッペルゲンガーと思い込みの実体化つうネタを説得力をもって
描いていく。人間存在どうこうよか、男女のすったもんだでの隔たりや深さを、情に
流されず提示してて、ユニーク。理系人間がつくったゲームみたいとも。
謎解きをする探偵な役柄に、有閑金持ち天の邪鬼お坊ちゃまキャラを配し。妹はじめ
周囲との軽妙トークで楽しませ。舞台はシンプルで大胆、可動式壁で展開快調。
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