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 青山円形劇場プロデュース「CLOUD -クラウド-」

 @渋谷 青山円形劇場(2011/6/23-7/3 12ステージ)
 http://www.aoyama.org/
 全指定 4800円
 
 構成・演出:鈴木勝秀 照明:倉本泰史 音響:井上正弘 衣裳:小原敏博
 美術:原田愛 演出助手:新里哲太郎 舞台監督助手:殿岡紗衣子
 舞台監督:安田美知子 宣伝美術・Web:永瀬祐一 写真:西村淳
 制作進行:相場未江 制作:大島尚子 協力:マッシュシス・カンパニー
 出演:
 田口トモロヲ :オガワ(ライフロガー)
 鈴木浩介   :エンドウ
 粟根まこと[劇団☆新感線]:イタバシ
 山岸門人 [劇団鹿殺し] :ウサミ
 伊藤ヨタロウ :アマリ

 2011/6/28(火)晴 7:04-8:47PM(1'41)奥側最前列 客席ほぼ満員(200人)
 客層:20-30才代女性8,9割。男性はおじさん多め。
 客入れ:完全円形客席、3列と円形舞台との間に通路スペース。直近で役者芝居が
 見られ。舞台におかれた風船(雲?)がしばしば客席に漂って、スズカツ氏が自ら
 連れ戻し。開演後10分間入場できず。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
 物販。パンフ A5 カード12枚。読み物結構。カーテンコール2回2分。

 スズカツ・サイバーパンク(死語?)@手慣れた青山円形 最新。
 舞台。円形の盆は黒いビニールでしわしわ蔽われ。中央突起にコンセント、天井から
 下りたワイヤーとジャックイン。劇中ネットで対話する場面ではケーブルを片手に
 してサイン。

 お話。スラムと化した団地に1人住む男。ガランとして虚飾を排した部屋。首にさげた
 コマ撮りカメラには生活が全て記憶されていく。サーバーに自分の人生を記録する
 ことで存在意義を見いだそうというのか。孤独で平穏な日々にある日、介入してくる
 男達が現れる。

 脆い現実と個の尊厳をテーマにして。スズカツ〜PKディック世界をがっつり造形。
 極シンプルな美術に、個性溢れる身体性をもつ役者が配し、映えて素敵。
 田口トモロヲの歪む体と滋味ある声、出ずっぱりで堪能。得たい知れない存在感は
 伊藤ヨタロウの独断場。最初どこのおじさんかと思った、完璧スーツ姿の粟根まこと
 にはちとびっくりねこ。

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