＠三軒茶屋 シアタートラム(2012/5/11-27 20ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 前売4200円 当日4400円 友の会会員割引3800円
せたがやアーツカード会員割引 4,000円
＠大阪 ABCホール 6/1-3 4ステージ
＠福岡 西鉄ホール 6/9-10 2ステージ
作:前川知大 演出:小川絵梨子
美術:土岐研一 照明:松本大介 音楽:かみむら周平 音響:鏑木知宏
舞台監督:棚瀬巧 衣裳:今村あずさ ヘアメイク:西川直子 演出助手:長町多寿子
プロデューサー：中島隆裕
演出部:埋橋真理、上嶋倫子 照明操作：和田東史子 音響操作：中村成志
衣裳部：熊井絵里 文芸部:結木佐人、宮村優子、中田博士、高橋啓佑、
春謡漁介 制作:吉田直美ほか 宣伝美術:末吉亮 舞台写真:田中亜紀
助成:文化芸術振興費補助金(トッブレペルの舞台芸術創造事業)
主催:イキウメ、エッチビイ
出演：
渡邊亮 :神山清巳（神山家の次男、総合商社勤務)
浜田信也：神山清武(清巳の兄、父の工場を継ぐべく外の工場で修行中)
井上裕朗：神山司朗（父、町工場を経営する熟練技術者）
岩本幸子：神山香依(母、専業主婦)
安井順平：神山怜司(司朗の弟、専業主夫）
太田緑ロランス：神山菜月(怜司の妻、インテリアコーディネーター)
伊勢佳世：持田喜美（清巳と同じ病院に入院している患者）
盛隆二 ：片倉肇(清武の友達）
森下創 ：脇坂三治(ホームレス)
大窪人衛：大河原和夫(怜司の教え子)
加茂杏子：益子真知子(怜司の教え子)
2012/5/20(日)晴 1:02-3:09PM(2'06)前方上手 客席ほぼ満員(200人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。
客入れ：当日券不明。折り込みチラシ極厚。多すぎ。パンフ □18cm 3ページ。
あらすじ、配役、スタッフ、予定。次回公演。11/16-12/2「まとめ＊図書館的人生(上)」
＠東京芸術劇場。大阪、北九州公演あり。物販。過去公演戯曲、DVD。
カーテンコール2回1分。
公演毎に評価高まる、前川知大最新作。初の外部演出は読売演劇大賞・杉村春子賞を
受けた新進気鋭の小川絵梨子。
舞台。斜路を交互に連ね、場所はポールを立てるだけで示して、シンプル至極。
調度はこれも簡素な長机と椅子のみ。
お話。社会にうまく適応できない人達が、世界の「よびかけ」によって生き長らえ、
行動するべきとの妄想を抱く。地道に生活を営む人達の目からは、宗教や妄念としか
見えず、対立することになる。ある日落石を頭に受けたことで入院、会社から
スポイルされた若者はそんな運命論を説く叔父と出会い葛藤、家族らを捲き込んでの
騒動となってしまう。
という、凡百な社会問題を映したホームドラマの体も、2時間を興味深くみせてしまう
筆力、役者の巧さ。ケレン味なく、日常ベースで異世界との曖昧な境界を描いていく。
身近な題材で、前川さんの見えている異世界がよりよく見えてきた印象ねこ。
演出は印だけでシャープに、展開はシームレスに連ねるやりかたで前川手法を踏襲。
じっくりと会話を聞かせ、世界観をみせて○。
[月間一覧］