＠上野 上野ストアハウス(2012/10/30-11/4 14ステージ中4ステージ)
http://www.storehouse.ne.jp/ueno/index.html
全自由 前売3300円 当日3800円 リピーター割引 2本目2000円 3本目1000円
脚本：前川麻子、高木登（鵺的） 演出：寺十吾(A)、前川麻子(B)、高木登(C)
照明：千田 実（CHIDA OFFICE） 音響：岩野直人（ステージオフィス）
舞台監督：小野寺博 舞台美術：袴田長武（ハカマ団）
チラシデザイン・ロゴ作成：two minute warning コラージュ作成：木村タカヒロ
宣伝写真：KEI+Kay 制作：アンファンテリブル（佐藤靖子、鈴木照子、成田生、
勝呂洋介、津田牧子） 助成：アーツカウンシル東京準備機構
公益財団法人東京都歴史文化財団
出演：
寺十 吾：男
前川麻子：女（男の元妻。現男の弟の妻）
2012/10/30(火)晴 8:00-9:08PM(1'08)最前より 客席3割（20人）
客層：野郎ばかり、20才〜中年層とりどり。
客入れ：開場時数人。舞台と2ｍ強距離をとって4、5列。前が見やすいと誘導。
喫煙シーンがあることを了解願い。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。
物販なし。カーテンコール１回。去った女役は舞台装置外から来て、その後不明
または不通のラストと呼応。
一つの作品をキャストと演出を変えて上演する試み。高木登演出にて。
舞台。ハの字壁のアパー部屋。中央、コタツテーブル。下手脇にブルーシートに
覆われた段ボール箱。上手、玄関とシンク・冷蔵庫・浴室ドア、中央左に押し入れ、
右に暗闇 下手に窓。冷蔵庫は電源が入っていて、時折唸り音我聞こえるリアル。
リアルといえば、開演前、舞台監督がなんども舞台と出入り。これが３演出とも
共通。あくまで劇場／虚構なんですと強調？、たんに事務的？、なんなんだろう。
お話。男の部屋に別れた妻が訪ねてくる。男の弟で彼女の現在の夫を探しにきた
のだ。手癖の悪いダメ弟なれど断ち切れぬ血縁やら、結びつき。別れたはずの
２人だがその距離は他人より親密。離れても匂わせる女に、勘違いする未練男。
ぐだぐだと問答、やがて男は知りたくもない秘密を打ち明ける。
素っ気ない部屋と、脱脂したよに芝居っけのない演技。プレーンなテイストの
Ｃプロは曲者役者2人を観てもらいます演出のよう。袋小路でちょっと腐った感じが
美味しい両者。ぼさり観てると見過ごしそうな、目線や仕草、間合いのやり取りを
堪能するねこ。足下をすくうよなラスト。男の妄念のなす技とも、もしかして２人の
方が亡霊なのかとも、あれこれ思えて面白いねこ。
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