＠三軒茶屋 シアタートラム（2013/5/10-6/2 24ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 前売4200円 当日4400円
＠小倉 北九州芸術劇場 中劇場 6/9 1ステージ
＠大阪 ABCホール 6/14-16 4ステージ
脚本・演出：前川知大 美術：土岐研一 松本大介 音楽：かみむら周平
音響：青木タクヘイ 舞台監督：野口毅 川除学 演出補：谷澤拓巳
演出助手：相田剛志 衣裳：今村あずさ ヘアメイク：西川直子
振付：平原慎太郎 映像：ムーチョ村松 宣伝美術：鈴木成一デザイン事務所
制作：湯川麦子 プロデューサー：中島隆裕 演出部：上嶋倫子 藤田有紀彦
提携：公益財団法人せたがや文化財団、世田谷パブリックシアター
後援：世田谷区、TOKYO FM 主催：イキウメ、エッチビイ
出演： 2008-2012年 / 2096年
浜田信也：二階堂望（公務員。アマチュア天文家）/←（自称・柱の大使）
伊勢佳世：二階堂桜（望の妹）
安井順平：山田輝男（農業。望の高校先輩 自称部長）/山田寛輝（町史資料室室長、輝男のひ孫）
大窪人衛：藤枝次郎（天文学同会会員）/鏡亘（見える者）
池田成志：寺田量治（自称ラッパ屋）/森永大二（風輪町町長）
岩本幸子：寺田修子（量治の妻）/鏡園子（亘の母）
盛隆二 ：有馬健一郎（新聞記者）/鏡文彦（亘の父）
森下創 ：塚田十郎（神経科学研究者。有馬の幼なじみ）/脇坂三治（御柱神社祭司）
加茂杏子：益子真知子（塚田の同僚）/南日菜子（見える者）
2013/05/15（水）晴 7:33-9:41PM（2'07）中段中央 客席9割（190人）
客層：20-30才代女性と中年男性。女性過半数。
客入れ：B最前。折り込みチラシそれなり。パンフ □20cm 3ページ。配役、スタッフ
次回公演。7/25-8/5 別室公演カタルシツ「地下鉄の手記」＠レッドシアター 8月
大阪。11/8-11新作＠青山円形。11-12月大阪、福岡。物販。短編戯曲集。
カーテンコール2回1分。
2008年上演の短編がもととか。
舞台。幕がいくつも下ろされ、物語が進むにつれその意味が知られ。両袖に石化した
ような書架の列。上方に大破した建物の梁。
お話。2008年四国のアマチュア天文家は隕石を拾う。見る者にとてつもない幸福感を
与え、思考能力を奪い、餓死する者が現れる。1年後世界中の人口密集地に巨大な
柱が降り立ち、隕石同様の効果を及ぼす。危機を回避し、石を信奉する世界となった
2096年と往還しながら、謎解きと石に抗う人々を描く。
気づきと警句含みのSF娯楽作。シュールなホラー、危機に瀕する現実を映した黙示録、
家庭内また男女間人情劇と、振れ幅の大きな物語を巧く詰め合わせ。好奇心と想像力
をつねに刺激して、飽きることなし。軽妙に世界に溶け込む役者の巧さはいつも
ながら。今回は池田成志が胡散臭い役どころで異彩を放って、なお面白く。
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