＠小竹向原 サイスタジオコモネＡスタジオ(2014/05/12-18 ステージ)
http://www.saistudio.net/index.html
全自由 前売3500円 当日3800円 ２プログラム通し券4500円
照明：千田実 (Ghidaoffice) 音響：上野雅 舞台監督：長堀博士
映像・ｗeb：野村岳 楽曲提供：中島伸一(GOAT EATS POEM)
デザイン・選曲：poppo family 小道具：中島香奈子・富間英之 衣装協力：TAMU
記録映像：粕谷晃司(かすや舞台記録) 構成・総合演出：林灰二
制作：Oi-SCALE 企画・製作：Oi-creｗHarts
Ａプログラム
「スティップリング」 作・演出：松木円宏[ポムカンパニー]
フェイバリット映画：「花とアリス」岩井俊二監督/2004年/日本
出演：中尾至雄、都築衣織、大谷由梨佳、金馬貴之
「息子」脚本：古山憲太郎[モダンスイマーズ]
演出：古山憲太郎、守富龍人[ハナウタカプセル]
フェイバリット映画：「息子」1991年／日本／山田洋次監督
出演：中尾至雄、片倉裕介、宮崎敏行、山口森広(ONE OR 8)
「二つの世界」脚本・演出：長堀博士[楽園王]
フェイバリット映画：「刑事ジョンブック・目撃者」1985年／アメリカ合衆国／
ピーター・ウィアー監督
出演：政井卓実、片倉裕介、大谷由梨佳、松木円宏、長田大史、斉藤小徹、
南葉桃江、星野恵亮、大畑麻衣子、金馬貴之、丸本陽子
「前提」脚本：林灰二 演出：常磐緑[空が飛べると思ってみる]
フェイバリット映画：「シックスセンス」１９９９年/アメリカ/M・ナイト・
シャマラン監督
出演：油井原成美、都築衣織、林灰二
2014/05/12(月)曇/小雨 7:34-9:46PM(2’09)奥側 客席9割(70人?)
客層：20-30才代中心、中年層ぽちぽち。男女半々。
客入れ：大スタジオ壁際にパイプ椅子1列、衝立を前に置いて四方囲み。入口側に
スクリーン、映像が見やすいと奥側から誘導。開演するとタイトル投影のみなので
その制約は小。奥側で正面向きか角付近が無難。折り込みチラシそれなり。
パンフ A4両面。物販未確認。カーテンコール1回3分。作演出家4人の挨拶などあり。
会場舞台。アイスリンク？かという衝立に囲まれ空間。工事現場なパイロンが隅。
客入時、入場模様を中継投影。
「スティップリング」
お話。既婚も大事の恋人と逢瀬を重ねる男性。その彼女から万年筆とともに別れを
告げられる。
思いとサインは「花とアリス」。揺れ動く感情をさざ波たつ表面からのぞかせる
哀切の一遍。
「息子」
お話。3人兄弟。おバカな末っ子が結婚相手を紹介する、ついては一芝居とこわれて
兄達は渋面。相手が女性かつ弟が生のままなら問題はないのだが。
ちと荒唐無稽などたばた。設定は奇抜も個々の心情はしっかり描いた会話劇とし。
なおばからしさが募るのだけど。
「二つの世界」
お話。男に導かれ隔世の旅に向かう一団。現実から逃げることを飲み込んだはずが
煩悩ぽつぽつ、やがてわらわら。
終始周回。隊列の停滞乱れがそのまま心理と物語りに繋がり。悶々、じたばたぶりを
にやりとみるねこ。
「前提」
お話。作家のフリートーク。体調不良な日常、おみくじは希なる3回とも大吉って
逆に呪いじゃないか。であった不思議女性との怪異。
虚実併走ないまぜのスタイルが意地悪でおもしろい。語尾を次につながるようにして
取り留めなくトーク。次第結ぶホラーは日常の孤独と結びついて。切な色を帯びて
味わい。
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