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＠渋谷 青山円形劇場(2014/12/1-14 15ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定 6900円
作：別役実 潤色・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
美術：二村周作 照明：関口裕二(balance,inc.DESIGN)
音響：水越佳一(モックサウンド) 映像：上田大樹(&FICTION!)
衣裳：小原敏博 ヘアメイク：宮内宏明(M's factory) 演出助手：相田剛志
舞台監督：福澤諭志(StageDoctor Co.Ltd.) 宣伝美術：横須賀拓
イラストレーション：原裕菜 制作進行：永田聖子 制作：大島尚子（こどもの城
劇場事業本部） プロデューサー：能祖将夫 企画・制作：こどもの城劇場事業本部
主催：こどもの城
出演：
仲村トオル：男1
マギー ：男3
山崎一 ：男2
奥菜恵 ：女3
緒川たまき：女2
池谷のぶえ：男4
犬山イヌコ：女1
後藤英樹 ：男5
大村わたる：男6
2014/12/2(火)晴 7:05-8:37PM(40/休15/35)ロビー側 客席満員(300人?)
客層：大人中心、いつもより年齢層高め印象。男女半々。
客入れ：完全円形客席。折り込みチラシそれなり。パンフ A4両面。長い挨拶、配役、
スタッフ。物販。パンフ 円形20cm オールカラー 1000円。読み物充実。
カーテンコール2回2分。
1985年作品、ケラに別役作品演出2作目。
舞台。円形にぐるり背もたれ付き椅子。一つに弔いの白い花。中央上空に檻。
お話。通りすがりのサラリーマン(仲村）に喪服の女(犬山）と包帯を巻いた男
(山崎）が話しかける。昨日椅子に腰掛けたある男がライオンに食い殺された。
包帯の男はその前夜に傷を負ったと。そこに飼育係という姉妹がやってくる。
ライオン(人によって違うが）に噛まれたいのか、そうでないのか、不毛な会話が
繰り返され、やがて。
常識と非常識で後者が勝ちがちになる面白さと怖さ。バカな会話に終始、しかし
なにか得体の知れない、悪意のようなものがうずくまっている。異物が逆転する、
黒い笑いが控えていて、ケラ笑いしながらぞくぞくと堪んないねこ。ナンセンスな
屁理屈に終始、言葉尻やニュアンスを捉えて続く会話。巧い役者ぞろいでテキスト
以上の笑いを醸してさすが。休憩があることもナンセンスだが、作品外でそれぞれに
意義があるというのも面白いねこ。
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