＠渋谷 青山円形劇場(2014/6/4-15 15ステージ)9-11休演
http://www.aoyama.org/index.html
全指定 前売当日共6500円
作：野田秀樹 演出：中屋敷法仁[柿喰う客]
振付：小野寺修二[カンパニーデネシネラ] 音楽：阿部海太郎 美術：土岐研一
照明：松本大介 音響：加藤温 衣裳：高木阿友子 ヘアメイク：大宝みゆき
演出助手：人倉麻美 舞台監督：宮田公一、川除学 制作協力：上深田幸子
制作助手：新居朋子 広報：丹典子 票券：北輝美末子 制作藤井良一
プロデューサー：伊藤達哉、赤羽ひろみ エグゼクティブ・プロデューサー：
志茂聴明、松田誠 企画・制作：ゴーチ・ブラザーズ
主催：こどもの城青山円形劇場、ネルケプランニング
出演：
黒木華 ：あの女
柄本時生[東京乾電池]：とんび
玉置玲央[柿喰う客] ：水銀ミズカネ
小野寺修二：赤鬼
アンサンブル:竹内英明、傅川光留、寺内淳志
2014/06/04(水)晴 7:34-9:09PM(1'35)ロビーから左手 客席満員(320人)
客層：平均30才代？、大人よりに幅広く。女性過半数。
客入れ：6/9(月)の回が直前に公演中止、直撃されたねこ。困ったものなり。
完全円形客席。通路4方向。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 1枚に配役。
物販。パンフ A4 30ページ 1000円。中屋敷×野田秀樹対談収録。
カーテンコール1回 拍手続くも2回目はなし。アフタートークなし。
20世紀の名作、気鋭の中屋敷法仁演出にて。
舞台。完全円形。外回廊と中央は交互に傾斜。飛沫なブルーがペイント。
通路四方と舞台下。
お話。島に異人が流れつく。疎外された姉弟はその「鬼」を匿うが、村人は
排除しようする。「他者」を描く寓話。
リズミカルな言葉と身体、見知った「赤鬼」が蘇り、感動新た。小野寺修二の
ステージングが全面、ダンサー三人が身体で情景と心象を表現。海の情景なぞ
昨年の瀬戸内国際芸術祭「人魚姫」がうっすらかぶったりするねこ。
ダイナミックな動きに、闊達な台詞まわり。鮮度が俄然向上、テキストがより
鮮烈に浮かび。前半はアレンジが強めも、後半はテキストの力をそのまま引き
出し。ラストのとんびのはモチロン、生涯忘れないだろう台詞の数々にうるうる
しちゃうねこ。「赤鬼」に最初「日本語」で語らせる工夫は、判りやすく不通を
描いて○。今回の「他者」は年齢差とか、これもなるほどと腑に落ちたねこ。
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