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 梅田芸術劇場「夜への長い旅路」

 @三軒茶屋 シアタートラム(2015/9/7-23 15ステージ)
 http://setagaya-pt.jp/
 全指定8500円
  @梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 9/26-29 4ステージ

 作:ユージン・オニール 翻訳・台本:木内宏昌 演出:熊林弘高
 美術:島次郎 照明:笠原俊幸 音響:長野朋美 衣装:原まさみ
 ヘアメイク:鎌田直樹 舞台監督:増田裕幸 制作:吉本麻子
 宣伝美術・パンフレットデザイン=三堀大介(SIREN lnc.)
 企画・制作・主催:梅田芸術劇場 主催:ぴあ
 出演:
 麻実れい:メアリー・キャヴァン・タイロン
 田中圭 :ジェイムズ・タイロン・ジュニア
 満島真之介:エドマンド・タイロン
 益岡徹 :ジェイムズ・タイロン

 2015/9/9(水)大雨 2:05ー4:29PM(52/休16/1'16)上手後方 客席超満員(230人)
 客層:中高年中心にほぼ全員女性。
 客入れ:B列最前。最後尾のトラムシートはほぼ満員。折り込みチラシ厚め。
 パンフなし。物販。パンフ 文庫本大 800円。文字も小で難。カーテンコール2回1分。
 労いあう4人が愛おしいねこ。

 ノーベル賞作家ユージン・オニールの自伝劇。5時間超を大短縮しての上演とか。
 舞台。手前に開いた光沢あるローズウッド床〜同色奥壁。中央に自動な引き戸。
 両壁位置には低い収納箱列。「外」に砂原、低街灯、箱装置。

 お話。心身ぼろぼろ一家の一日。物語でなく、ありさまを描く。薬物中毒の母、
 元俳優でけちな父。いい年した子供が同居。将来を嘱望された兄はアル中、詩作の
 才がある弟は重度の結核患者。互いを気遣いながら傷つけあい、自滅へ向かう壮絶な
 愛憎劇。

 深々と沁みいるよな余韻を残す、忘れがたいガチンコ・ストレートプレイ。
 悲しすぎる泥沼、壊れている家族関係をそれでもつなぎ止めるもの、人の根底にある
 貴いものがなにか、ほのみえて感動を呼び。ベテラン2人はむろん、というかむしろ
 若い田中さん、満島さんの懸命さが舞台を支えてる感あり。ご満足たい。
 と書いたけど、長い予告編をみてるよな飽き足らなさあり。全編上演で観てみたい
 ねこ。

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