＠名古屋 損保ジャパン日本興亜人形劇場ひまわりホール(2017/02/16-19 6ステージ)
http://www.sjnk.co.jp/csr/culture/puppet/
全自由 前売2800円 当日3000円 中高生前売1500円
作・北村想 演出・小林正和 舞台美術：松本ひろし（ステージクラフト三舞）
舞台監督：中村公彦（イリスパンシブルティ）照明：石原福雄（ＦＲＡＣＴＡＬ）、
平野行俊（劇座） 作曲・音響：ノノヤママナコ（マナコプロジェクト）
挿入歌：西本さゆり（Ett） 演奏協力：細川純子 衣装：大池かおり
宣伝美術：下東英夫 イラスト：あおきひろえ 制作：金原祐三子
制作協力：加藤智宏（office Perky pat） 企画製作：avecビーズ、北村想
共催：特定非営利活動法人愛知人形劇センター
協賛：損害保険ジャパン日本興亜株式会社 主催：avecビーズ
出演：
中島由紀子：キコ（ヴァイオリン）
金原祐三子：イコ（クラリネット）
たなかちさ：シータ（コルネット）
スズキナコ：カナ（ドラムス）
小林正和[ファーム・コバヤシ]：記述者（アルトサックス）
こつじまさのり[人形劇団むすび座]：担当（アコースティックギター）
うちだしげのぶ[劇団うりんこ]：来訪者（ウッドベース）
細川純子：キーボード演奏
咲田とぱこ[劇団ジヤブジヤブサ−キット]：ナレーション
2017/02/18(土)晴 2:00-3:25PM(1'25)前方中央 客席9割?(70人?)
客層：高校生〜中年シニア層まで、大人中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：整理番号順、開場時30人ほど。座椅子2、ひな壇に椅子7，8列。
物販。CD付き台本1300円は売り切れ、予約購入する人結構。カーテンコール1回。
楽器修行に費やし、2年ぶりの公演。
舞台。箱型のイスいくつか。背景に高さ不均衡の板列（ビル？）が天井から吊られ。
お話。近未来、とある施設で起きた災禍を回顧する語り手。債務超過者や精神を
病んだ者達の社会復帰を名目に収納され。集められた新参者はそれぞれ訳あり、
中には記憶を無くした者、取材目的のライターも混じり。ある日、現世を逃げた
彼らは理不尽な仕打ち、大規模な破壊行為を突然受ける。地下（シェルター）に
逃れた彼らはなぜか置いてあった楽器を見つけて…。
種々の非日常から役者たち（私たち）のリアルを浮かばせる実験劇、または新たなる
結団式。前半、怪しい境遇での登場人物たちから、実のところ世事情報。数々の
引用と解釈（「百姓」の真意は目から鱗ねこ。）戦火や弾圧ら恐れが現実となる
中盤。得体の知られなさが不思議ならず、今のリアルとしっくりくるねこ。
終盤はあろうことか楽器演奏に挑んで仕舞う。絶望の果てからの反旗。2年間の
楽器修行をして立つ、もはやシニア世代俳優人の気概というか性が痛くも雄々しい。
終わりが見えてきた人達が次に進もうとする姿にじんわり感じ入る、愛情を抱く
ねこ。全体1時間20分にとうてい収まらず、不明で断ち切り。想像と願いを残し、
逆に豊かなものとして好感を抱くねこ。
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