＠三軒茶屋 シアタートラム（2021/05/28-06/20 27ステージ）
全指定6000円
＠大阪 サンケイホールブリーゼ 6/26-27
＠豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール 7/3
＠北九州 北九州芸術劇場 中劇場 7/11
作・演出：前川知大 ドラマターグ・舞台監督：谷澤拓巳 美術：土岐研一
照明：佐藤 啓 音響：青木タクヘイ 音楽：かみむら周平 衣裳：今村あずさ
ヘアメイク：西川直子 ステージング：下司尚実 演出助手：大澤 遊
演出部：渡邉亜沙子 照明操作：石井宏之 音響操作：鈴木三枝子
衣裳部：遠藤佳子 ヘアメイクアシスタント：小畑 央 舞台写真：田中亜紀
宣伝美術：鈴木成一デザイン室 アートワーク：岡﨑乾二郎「ぶっきーさん」1997
（撮影:中川 周）制作：坂田厚子 票券：宍戸 円 制作デスク：谷澤 舞
プロデューサー：中島隆裕 主催：エッチビイ株式会社
出演：
安井順平 ：寺泊満 てらどまりみつる（宅配便ドライバー）
池谷のぷえ：山鳥芽衣 やまどりめい（行政書士補助者）
浜田信也 ：山鳥士郎 やまどりしろう（芽衣の弟、スポーツクラブ勤務）
豊田エリー：寺泊洋子 てらどまりようこ（満の妻、生花店オーナー）
盛隆二 ：日比野清武 ひびのきよたけ（芽衣の上司、行政書士）
薬丸翔 ：島 忠 しまただし(満の弟）
清水緑 ：山鳥聖子 やまどりせいこ（芽衣の母）
大窪人衛 ：山鳥三太 やまどりさんた（芽衣の部屋に現れた男）
森下創 ：時枝 悟 ときえださとる（喫茶店マスター）
2021/06/02(水)曇 7:00-8:54PM(1'54)最前列 客席8割？(160？人)
客層：20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。サーモ検温、手指消毒、セルフもぎり。当日券なし。最前C列。
最後尾2列は空き席？。当日パンフ B5 折り込み仕掛けあり。物販。DVDなど。
カーテンコール1回後、規制退場。
昨年中止となった作品、処を変えて上演。
舞台。終末のラウンジ感。倉庫リノベーションのカフェ。高い天井と大きな煤けた
窓壁、グレータイルの床。上手下手に窓、傾いた書架と、なんと傾いたまま実用の
入口ドア。棚にビール小瓶とコップら。前後中程に門型の柱と梁。木製椅子13、
テーブルはなぜか中央1箇所のみ。
お話。20年ぶりに再会した同郷の男女（安井、池谷）。近況を語り合う内、互いの
身におよんだ怪異を告白することに。それは世界が一変するほどの大事で。
イキウメというか別館カタルシツ拡大版な趣き。ストーリーよりエピソードを連ねる
前半。語り部2人を中心、彼らを一役複数で演じながら、ガヤたちが絡んで物語って
いく。自分と違う自分感、世界が侵食されて行く感が面白い。中盤からは変容した
世界 VS 頑固者＋アウトローの負けてない戦い。パラノイヤの妄想なんだけど、
劇作と役者の力でリアリティを持たせて、いつもながらすごい。大ボラに騙されても
快感という。現実描写で「空声」という、得体の知られないものをいれて、観客を
取り巻く不穏感と繋げて巧し。創世のラストは逆に観客がそこはかと抱いてる希望と
いう。
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