フィリップ・ジャンティ・カンパニー「動かぬ旅人 VOYAGER IMMOBILE」
＠渋谷・PARCO劇場 (1996/6/25-30 7ステージ ）
他全国７個所 7/25-30東京最終公演 前売7000当日7500
脚本・演出：フィリップ・ジャンティ 演出：メアリー・アンダーウッド
音楽：アンリ・トルグ、セルジュ・ウッパン
1996/6/29(土)7:10-8:40PM 晴 中段中央から 客席満員(460人)
お話。箱の中、漂泊する家族？。箱庭な砂漠の中、転生する家族。箱、布、
紐、人形など小道具、大道具を使い、奔放に展開するイメージ。
不思議で面白いのは変わらず。箱水夫、箱赤ん坊のトリッキー。立ち現れる
人形の意外性。変容する舞台の躍動。この世ならぬ世界に、醒めた夢心地ねこ。
人のポーズ、美しい。ソプラノの歌、清々しい。ＣＤ買ったら、歌なし。
ちとがっくし。日本語混じりの台詞は親切。仏語台詞には？？。さびしいねこ。
人が囚われるさまあれこれ。生死という、脆弱な人の箱。愛情ときに憎しみ
という箱、ラッピング。かけて入れ合い、しかしそれらの人達もまた巨大な箱の中。
一見ユーモラスな展開のなかのクールな視点。寂寞感、感じてちと苦い味わいも
あったねこ。
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