フィリップ・ジャンティ・カンパニー「迷宮／DEDALE」
＠渋谷・PARCO劇場 (1998/6/30-7/12 14ステージ) 全指定前売7000当日7500
作・演出：フィリップ・ジャンティ 振付：メアリー・アンダーウッド
音楽：アンリ・トルグ＆セルジュ・ウッパン
1998/7/1(水)晴れ 7:10-8:25PM 後方より 客席９割(400人)
客層：20才と中年以降が中心の老若男女。若い子のグループが賑やかで目立つ。
客入れ：当日券。販売時で15人ほど。結構見やすい席あり。パンフ(1500）。高泉
淳子さんのコメント、カンパニーと共演できたらやりたい作品はなど掲載。他Ｔ
シャツ(2500)。ＣＤの発売はなし。
昨年野外で上演した作品の劇場版とのこと。
舞台。布で覆った海原、なんかごろごろした岩（魚？）を置いた野原とか地味目。
お話。自分の内側をサイコダイブしてゆく主人公がいろんな心の扉を開けてゆく。
ギリシャ神話のダイタロス（王様の命令で迷宮造り。のち、王様の怒りに触れて
迷宮に息子と幽閉されちゃったけど、人工の翼で脱出した人。）と多重人格の
犯罪者がモチーフになってるとのこと。確かにそんなキャラや構成は劇中伺え。
はでやかなビジュアルの面白さ小。期待がそっちねこはつまんない状態。舞台が
全編こげ茶モノトーン、カラフルさに欠けてるってこともあり。不思議というより
シュール、不可思議、魔法というより狂想な今回。メタファーな扉が全編で登場。
扉を幾つあけても、悪夢はやまずの展開はわかりやすい。自身を現す人形や
登場人物のミニチュアを使い、内/外、遠/近と視点を変えるトリッキーさ○。
結構グロテスクなキャラ多なれど、どこかしらユーモラス。玉子から足だけだした人？
や、フニャフニャしたマペッツのコミカルな動きは、かわいいもの好き系をくすぐる
ものあり。マペッツにせよ、マイムにせよ、動きのなだらかさはさすが。台詞は英語、
仏語、日本語。き○ちがいめいた台詞は、日本語にせよ意味不明ですっとこどっこい
くすくす笑いねこ。
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