劇団方南ぐみ第１２回公演「ＴＨＥ面接」
＠下北沢・OFFOFFシアター (1997/7/29-8/6 13ステージ)
全自由前売り2500当日2800
作：樫田正綱 演出：方南久美
出演：
飯田基祐 ：しぶや たろう （目立ちたがり）
山崎パン ：ごたんだ こうすけ （口下手、とても人がよい）
長野和也 ：うえの たつや （通信大学卒。叩き上げの実力者）
中村房代 ：かんだ やすこ （専門学校卒業後、ライター。やりがいある仕事希望）
保谷加菜子：おちゃのみず ともみ （お嬢様。クライアントの娘）
積 圭祐 ：かわかみ あきお （人事課。面接官。正体不明）
山本由湖 ：あおやま きょうこ （人事課。面接補佐。エリート社員）
田中キララ／宮下和美 ：ばん りずむ （よくわからない会社の人）
1997/7/29(火)晴れ 7:30-9:00PM 中段椅子席から 客席満員(90人)
客層：20才代中心。男女は半々かな。スーツの客は少な目で客筋？？。
客入れ：当日券は開演１時間前から。桟敷は３列わりとゆったり目、後方椅子席。
しだいにお客が埋まるパターンなんで、早めに入場するのが○。
初見。くすりと笑わせるよな、チラシで名前は知っていたねこ。
舞台。ほとんど椅子をおいただけの素舞台。
お話。急進のイベント会社。中途採用の面接。なんと６次試験まである猛烈。面
接者は６、枠は３。なにがなんでも受かりたい受験者。ところが面接官が食わせ
もの、試験の内容もただごとじゃない厳しさ。果たして、誰が合格するのか。
面接につれて浮かぶ、一人一人の生き方と思い。肯定否定する立場もそれぞれ
納得できる訳をもって描いてく。一様ではない視点に好感ねこ。面接する側も含め
て、個々人と会社の関係、せめぎ合いがくっきりと示される。面接者に感情移入
、ラストで会社とわと改めて考えさせるラストが巧み。と、内容はシリアスだけど、
デフォルメやどたばた、シニカルなおかしさがあったりでメリハリ。楽しく笑いながら
観られたねこ。役者、押し出し強い人が多く、魅力あり。
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