劇団方南ぐみ第14回公演「あぁ…慰安（いや〜ん）旅行」
＠池袋・東京芸術劇場（小２） (1997/11/12-16 7ステージ)
全自由前売2500当日2800
作：樫田正剛 演出：方南久美
出演：飯田基祐、山崎パン、長野和也、山本由湖、積圭祐、保谷果奈子 他全16人
1997/11/16(日)晴れ 2:00-3:50PM 中段上手より 客席ほぼ満員（300人）
客層：20〜30才代男女を中心に、子供連れの家族まで幅広く。
客入れ：場内適時誘導あり。厚手の紙使用の折り込みカラーパンフ○。抽選で劇中
人物からの益子焼き一輪挿しプレあり、客だしまで受けを引っ張る趣向。
TVドラマ「将太の寿司」「いいひと。」などの脚本家である樫田正剛が中心となり
'94年に旗揚げ。ねこは前回「ザ・面接」から２回目。
舞台。誰が見ても温泉宿なお部屋。窓外の青空に紅葉。エマニュエル夫人してる籐
椅子が目立つ。
お話。年に一度、会社トップも入れての慰安旅行。目玉は部署対抗の隠し芸大会。
部外者を閉め出すほど、極秘なはちゃめちゃぶり。仕切の総務部課長が急病欠席。
大役を仰せつかった課長代理と代理補佐の２人は乗り乗り。それを見た部下は不安
でいっぱい。補佐ときたら、不祥事左遷で首切り寸前というし。それを知らない当
人は課長代理が首？と勘違い、人事も掌握な嫌みなエリート社員に言いたい放題、
忍術心得な女将と密約、不祥事の元な女が現れたり。その場しのぎと勘違いが元で
てんやわんやに。
どたばたな悪のりもテンポよく、お客を楽しませて○。サラリーマンにはさぶい水風呂
な苦言あるも、やりたいことが一番とぶっ飛ばす。やけっぱちだけど、痛快。
強引な展開、事なかれでちゃんちゃんなラストはしょうがないなあ△。まあいいかなと
思わせちゃう勢い、どさくさ紛れの面白さ○。おやじギャグ、変態キャラも、ばた臭さを
過ぎさせない演出で○。
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