「ボインについて、私が知っている二、三の事柄 Bプロ
DEUX OU TROIS CHOSES QUE JE SAIS DE “BOIN”」
＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場 (1998/1/10-15 8ステージ)
全自由前売り2500当日2800
作・演出：西島明
出演：渡辺道子、猿飛佐助、阿部光代、北原幸久、市川菜穂、松浦和香子、加藤直美
1998/1/15(木）大雪 1:05-2:10PM 最前列から 客席ほぼ満員(80人)
客層：20〜30才代中心。男女半々か。客入れ：誘導なし。雪のせいかお客の出足は
ゆっくり、ゆったりとした満員。
舞台。Ａプロと同じ。お話。＊がＡプロでは別作品。
１「二人の銀行員の妻＊」絶倫だけど貧乏な召使い男女、見栄はり？女主人とお腹を
空かせた森の小人。たわいなくずれる会話の影、イノセンスで残酷な小人の所行。
２「果実におぼれて」 御曹司にラブなるも疑心暗鬼な女中。彼は体な苺が目当て!?。
と痴話喧嘩な所に、もこもこした宇宙人２人組登場してちょっかい。
３「靴箱いっぱいのラブレター＊」ちくのうぐずぐず母とやたら軽やかな子はひゃら
ひゃらと言い争い。。脈略なく木材を売る女は息子の実の母親宣言。それはうらん
がための方便。その頃、父親は壁の中を泳ぐ途中、ラブレター一杯な靴箱を発見。
４「タバコとボイン」 地球からタバコ消滅。最後の１本を持つ仕立屋を狙う３人娘。
５「美しい日々」 召使い猫と高慢ちき女主人。助けた聖職男女は脱獄囚？。
情熱廃して、クールに志高いベターポーヅ。タネはあるけど身は育てず、断片のみ。
関わる奇妙な人の、奇妙な気分しだいで展開するよな展開。混沌さや関係性の面白
さよか、設定やキャラよりな今回。すっきりと短くしてるのも、そんな趣向にあっ
て○。
加藤直美出演の１、３ある分、Ａプロより楽しめたねこ。１冒頭の猿飛さんとのリ
ンゴかじり争いのじたばた、無理してるよな妙な笑い顔○。３へろへろ／尊大と何
者？な変なキャラ○。全体ずれてて、彼方行きの佇まいで作品のシュールさ一段の
感。他、女優はみなかわいくて、変で○。男優。猿飛さん。相変わらず、妙にセク
シーで体温感じる演技。女優と対照になってて面白さ一層。ハンサム担当？の北原
さん。やたらムダに動くのには思わず笑うねこ。Ｂプロは、西島さんが出ないのが
淋しいけどしょうがないか。
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