PROJECT ジョカ VOL.3「ハッピィ、トリッパー」
＠高円寺、明石スタジオ (1998/3/12-15 6ステ）全自由 前売り2500当日2800
作・演出：PROJECT
ジョカ 演出オブザーバー：木野花 照明：倉本泰史
出演：落合友美、笠 久美、石川ゆり、今井美佐穂、宇尾葉子、日辺日太、
山岸一将、松本健
1998/3/13(金)晴れ 7:05-8:50PM 中段から 客席８割(80人)
客層：老若男女、幅広く。友人知人親類縁者、多そうな。女性過半数。
客入れ：誘導随時。荷物預かりも積極的。それもベンチシートの前後が狭く窮屈
なため。言われずとも奥から詰める、小劇場ファンなお客なり。
初見。木野花ドラマスタジオ修了生がつくった劇団。
舞台。金網で洞窟してる壁面。鉄骨な柱、ベンチ。雰囲気な美術。
お話。クラブで配られるフライヤー。ミステリー・ドーン・シークレットツアー。
富士樹海に突然できた謎の空間、そこでの願いはみな叶うという、ドーン。わいわ
い
、脳天気な者、薬物依存症の者、猟奇趣味の者、修論取材の者とさまざまな人
達ツアー。やがて、無為にすごす・自分を殺した者と、殺人鬼は対峙して。タルコ
フスキー「ストーカー」と村上龍「イン・ザ・ミソスープ」をモチーフにしつつ、な。
人がホントに望むもの？を、憎悪な人を通して描く。トラウマからの欠落感を充た
すこと、憎悪を実現することを願う者は、ドーンを通過し、殺人を重ね始める。そ
の殺人鬼に友人を殺された者は、ドーンの破壊に向かう。憎悪を○×で描くじゃな
く、それをなした孤独や人の脆弱さから見た視点○。押しつけのわかった風な解釈
をせず、よくわからないものとして、市井な立場でのっけてるのに好感ねこ。その
分、食い足りないとこは多々。サイコパスやらの材料いろいろ、は劇に未消化な感
じ。言葉だけつうの。大学院生（石川）の文章な台詞とか、お客の頭にはいんない
んじゃ？。整理希望。
ドーンでの意識下の世界はばたばたと結構、楽しげ。もっと遊んでもいいと思うね
こ。頭の突然ダンスはなつかしい、昔の小劇場雰囲気でほよよ。
役者。元気、明るい。この作品と違う毛色のみたいと思うねこ。落合さん。親しみ
もてる感じ。笠さん。男手欲しいとき、頼りになる感じ。石川さん。表情が変わら
ないのがおかしい。田辺さん。余裕あって安心。
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