ポかリン記憶舎「Post Card (Pocarine Reminiscence Troop#2)」
＠池袋・シアターグリーン(1998/3/27-31 10ステ) 全自由前売り当日2000
作・演出：明神慈 出演：篠永洋、田上智那、池川真人、坂井珠真、伊東朝香
坪川隆宏、佐々木潤、後藤飛鳥、平田美奈子、高橋喜久代
1998/3/31(火)晴れ 7:10-8:10PM 最前列より（全ベンチ席） 客席満員(90人）
客層：20才代中心、男女半々。
客入れ：受付〜場内誘導、のお姉さん達はみな着物姿、しっかり着付けな春らしい
色の。おしとやかなるもしっかりお仕事。ブロック最終公演なせいか、当日券も前
売り料金で。全日昼夜二回公演、小劇場じゃ珍しい。
初見。ロリータ男爵、超歌劇団とならび今年のガーディアンガーデン演フェスに選
出。当初公演予定の「Pictures」が、Ｈ９文化庁創作作品戯曲の部門で特別賞受賞
だもんで急遽別作品にしたとのこと。そうですか。演フェス公演では「ビールがゴ
クゴク飲める男性数名」「高校生に見える男性１名」「着物が似合う女性数名」を
募集しているそう。どんなこだわり？。こだわりといえば、本劇中「銀河高原ビー
ル」を飲み、チーズみたいなとか会話するシーンあり。
舞台。とても明るい、クリーム色壁な整体医院の待合い室。中央、窓口の大きな枠
前に鉢植、うさぎ人形。観葉植物。上手、ソファではなんか寝ている女性あり。ガ
ラステーブルに大きな灰皿、ぴあ、ベースボールマガジン。下手、すりガラスある
緑色ドア。の外には往来スペースあり。靴ラック、細い鉄棒のコート掛け、観葉植
物。ラジオＤＪ番組が流れてる午後の雰囲気。
お話。予約制らしい整体医院。お客も常連が多そう。今日も10才年下の婚約者を治
療に連れてきた男。寝てたと思ったら患者なのんびり女性。なんかどよーんとして
違うかなな一見の女性。やらが三々五々治療。受付してる女性の亭主もいれて、な
んてこともなく、知ってる人達通しの気安さ、のほほんのほほん。外は雨だけど、
ここはのんびり日向な。暗転１回、照明変化なし、音楽なし。
明るい春の日溜まりのとろとろ気分、な雰囲気が面白し。静かな演劇な外観。会話
の間合いが妙にとっぽくて、くすくす笑いねこ。思いのたけ、急にディープな内容
がぽつぽつ浮かぶけど、尻切れとんぼ。ぽわーんとしてるけど、結構強引だったり
な登場人物は時々変な振りや含み笑いしたり、謎振りまき。なんかありげだけど、
伏線にするつもりはなさそう、印象だけでなんにもおきない。途中、なんか背負っ
てる異分子な女性患者との関わり以外は、波立たない桃源郷な小宇宙。熱血、劇的
なんて、いやーんなさらさらした雰囲気がクールで○。興味深いねこ。
役者。個が際だたない、そうしようとも思わない？。女優がなんか変なとこあって
、面白い。受付嬢役、伊東さん。アンドロイドなへたうま、ちとずれた感じが妙。
男優。インターン役、池川さん。微妙な微笑、間合いに含み持たせ、なんかいい声
だったりも変。
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