ビタミン大使｢ABC｣VOL.19「鬼」
＠新宿三丁目・シアターサンモール (1998/9/22-27 8ステージ)
全指定前売り2500当日2800 ※高中1500･ペア4500
構成・演出：宮川賢 音楽：軽部裕人、福森秀敏 照明：清水利恭
音響：水越佳一 宣伝美術＝岡本順
出演：金田遊希、ビーグル大塚、山口千晴、はしもとゆか、宮川賢、いど
杉本茂、里カタル、管ジュース、中嶋一磨、九里美保、得田舞美、ノエミ
山口千春、柴田秋彦、碓井由美、岡本玲子 他
1998/9/23(水祝)曇り 4:10-5:50PM 最後尾より 客席超満員(330人）
客層：10〜20才代中心にとりどり。普通芝居みなさそな人もちらほら。
客入れ：当日券。開演1.5時間まえから整理券配布。開演10分前に順番に発券。
これ、キャンセル待ちのみだった、今回だけの処置かも。
２年ぶりに。主催ＴＢＳは宮川さんがラジオＤＪしてる関係なのね。
舞台。上下２層構造。下手に階段、上手雛壇は主人公らの自宅部屋設定。壁は
あみだくじのような桟入り。下層は三角形の小さなテーブルと椅子、中央出入り口
な開口、廊下あり。全体グレー配色がオフィス雰囲気。
お話。取引停止。理由は「鬼」が社員として在籍している、な理不尽なもののよう
だ。疑心暗鬼な社員に真面目な衛藤（金田）は隠していた素性・自分が鬼である
ことを告白する。有能な衛藤を知る上司（宮川）は不当解雇を促す声に憤り、かと
いって「鬼」のかれをそのままにしてはおけず、一計を案じて・・。ちらりと同和問題
やらアイデンティティ喪失やら・・あんま覗いてないかあな、シチュエーションの
ひと捻りでテンポよく転がるコメディ。
変な会社のルール、キャラやら、話題の人祭り上げなお約束どたばたやら、コント
ねたを連ねて、お気楽笑える展開。通常なら重くなりそなテーマ性をあんま感じ
させず、休日午後なんだからゆっくりさせてな。狂騒する周囲の滑稽さが主眼なれど
もうすこし主人公の苦しみを丁寧にすくってほしかったねこ。結局、ただのねたに
されてるようで、ちと可哀想。苦しむ夫にのほほんとしながらも気遣う、妻（はしもと）
が愛らしくて○。
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