ウィリアム・フォーサイス＆フランクフルト・バレエ団
〈Ａプロ〉
＠初台・新国立劇場 中劇場 (1999/3/11-14 5ステージ)
前売り当日共S13000 A11000 B7000 C5000
１「働き合う作用」WORKWITHINWORK(31分)
振付：ウィリアム・フォーサイス
音楽：ルチアーノ・ベリオ ヴァイオリン二重奏曲Vol.1(1979-83)より
ヴァイオリン：ベレーナ・ゾンマー、マクシム・フランケ
美術・照明：ウィリアム・フォーサイス
衣裳：スティーヴン・ギャロウェイ
初演：1998年10月16日＠フランクフルト
２「クヮルテット」QUARTETTE(19分)
振付：ウィリアム・フォーサイス
音楽：トム・ウィレムス 弦楽四重奏曲
ヴァイオリン：ベレーナ・ゾンマー、マクシム・フランケ
チェロ：マティアス・ロレンツ ヴィオラ：キャスリン・フロック
美術・照明・衣裳・初演：１と同じ
1999/3/14(日)晴れ 2:00-3:10PM(31/休20/19) １Ｆ最前列より 客席7？割(700)
客層：とりどり老若男女。一家言ありそうな、髭のおじさんがあちこちに。
客入れ：係員は必要十二分に。パンフ厚い(160P）その割に安い(2000）。浅田彰
ほかのライターで。当日券は１Ｆ３０枚？、でも後方両翼は空席多数あり。もったい
ないおばけでそう。客入れ、休憩時間中も幕内からは笑いあったり、みんなで
歌ったりとかの声が聞こえ。ダンサー達のリラックス？度合いが伺え。
フォーサイス・バレエ初見、いきなし最前列(S)で観るねこ。これはヤバイかもと
最初のムーブメントで、いやねこの個人的なこと。すげえ美味い吟醸酒飲むと、
一時期ほかが×になる、あの記憶あの感じ。極限ダンスに醒めて酔っちゃったねこ。
なんもない空間に身体とそのムーブメントだけある。ＣＧみたいに高速、多義なのに
、まったくリアルで美しい人間の体。研きぬかれて流動的な、もうそれを見てるだけ
で快感ねこ。ユニゾンでも一人一人の個性が感じられる。ダンサー同士の目線の
やりとり、微笑みな表情の交換頻繁。それぞれの意識、それぞれの感触で会話する
ようなダンス。１での２，３人の動きと他者の静止な関係性、２での室内楽な密な
合奏、と十羽ひとからげに言っちゃえばな、振付あり。でも、ダンサーは操り人形
じゃなく、フォーサイスのパートナーとして自発してる感じ。それも素直にフランクに
ディープな親密姓をもって。創作って場の理想郷じゃないかなとも思うねこ。
て、なんかよくわかんないすね、抽象的な文章ですんません。
シンプルな衣装もダンスにあって○。照明もダンサーがよく見えるものに徹して、
飾り気無し。もう侘び寂の世界。Ｂプロも最前列から。どんな身体を見せてくれる
かしら、楽しみ楽しみ。
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