「Song of 深沢敦 YOUR SONG〜僕の歌は君の歌〜」
＠渋谷 ジァンジァン（1999/8/28-30 4ステージ）全自由前売当日共2500
構成・演出・歌：深沢敦 ピアノ：近藤正春 ゲスト：ＧＡＫＵ
1999/8/29(日)豪雨 7:05?-8:50PM(1'50) 下手前方より 客席超満員(150?人)
客層：男ばかり（6-7割）ななんじゃこりゃ。公園通りの列からして、客席一列・
全部野郎どもなんてとこもいくつも。短髪、日焼け、髭、短パンな逞しい体躯の方
ばかし。なんにせよ、ジァンジァン始まって以来の客層とか（本文中参照のこと）
客入れ：開場３０分前でPARCOの辺り（まだ座れるかな）。馴れたお客は二列で整列
開場時間位で雨が降り始め、ラッキー（この後、よもや大災害になろうとは思いも
よらず）
東京２３区が記録的な豪雨に襲われた夜（地下街水没、50万人交通難民）。ねこら
はあっちゃんらと大はしゃぎ・天国に一番近い状態。まあ人生いろいろあるわね。
ピアノ伴奏の美和明宏なんかと同じ、標準スタイル。衣装は非標準な派手やかさ
（ちょっと着れないけど、普段着で売ってるらしい、ＮＹとか）。
「コギャル」「映画」「キャロルキングほか」五曲の短い三部構成。唄もいいけど
お楽しみは「べしゃり」なトーク。今回はお友達、どうもその筋の乗りのいい方々
ばかりのせいか、なにをしても爆笑、やんやの歓声。ここはどこ？、白木屋？
（居酒屋）なもうしょうもなく楽しい状態。お歌はたっぷり、もう素敵な美声、
コメディアンヌの面目躍如なチャーミングな仕草◎。野田秀樹「超訳」のサブタイ
トル曲まで聞けちゃって、これで2500でいいのかしら？、と思ったねこ。
今日のプログラム
・ピアニスト登場。キース・ジャレット！？なリリカルな調べにのせて、でました
あっちゃん。ピンク・ブロンドの髪（脇のはね上がりがかわいい）、向日葵の花が
アクセント。ワンピースはコバルトブルーにショッキングピンクの柄。まあ、はでや
かな、オールディズ。
・すねたよな流し目で客席見回し、片手をあげて、キューティポーズ。やんやの拍手
ようこそ、夏の納涼祭りへ。今月のジァンジァン。おすぎー美和明宏ーそして深沢
敦。これが納涼祭りでなくてなんでしょう。トリでございます。
・ファッションテーマ＝「このまま街にでよう」（場内爆笑）。衣装はシンプル、
これでございますね。ただ、暑かったからなんですけど。しかし（と客席）を見渡
し。短髪の逞しい男ばかり。列にならんでいいんですかと不信に思う客もいたとか
ジァンジァン始まって以来の客席です。前売チケット６０枚毎しか売れず、あっち
ゃんが全部手持ちで捌いたそう（それでこの客層・・）。ホントは、椎名林檎のよ
うにチュチュをこうばっとしたかった。竹田団吾（劇団☆新感線）に頼んだんです
（脅して？）、大阪公演に間に合うよう。でかいダンボールが到着、丸が入ってま
した。着ました、椎名林檎じゃなくて、今いくよくるよ、でした（爆笑）。
・間違えたコギャルルックで、Ｊ−ＰＯＰメドレー（メレデー！？とかつっかえなが
ら）。第１部「コギャルの世界」。一寸前の最新曲（やっちゃいけないパターンと
ＭＣ）。（１）宇多田ひかる「ファースト・ラブ」。（２）曲目？「永遠を願う〜
私はその時を〜」の歌詞のやつ（cocco（こっこ）「樹海の糸」だそう＊）。
（３）椎名林檎「歌舞伎町の女王」歌詞をつっかえてもう一度歌いなおし（ウィンク）
（４）曲目？「I BELIEVE〜 愛してる、それだけで〜答えになるならば〜」って
歌詞のやつ（Misia「BELIEVE」 ＊） ＊10/7MARINAさん、教えてくれて感謝。
・五曲で三部構成、短いです。それで二時間、どうしてでしょう。べしゃりですね。
それで１時間、あと唄１時間ですから。なんでしょう、しゃべるともう止まりませ
ん。二部は「映画音楽の世界」、三部は「キャロルキング、そしてエルトンジョン
」。なんでしょう、エルトン。どのシングルにも「ユアソング」カップリングされ
てます。しつこいです。そこが気に入りました（笑い）。最後に男唄を。イエロー
モンキー「ソーヤング」。
・照明落とし、せつな系のピアノで映画テーマ（曲目なんだっけな）。もう下手の
客席だけ、おしゃべりの雀声とまらず（異様）。
・来ました、あっちゃん（でたー、と歓声）。フリルがついた白のワンピの上に、
黒のシースルー、タイツは黄色。。ラメが入った赤いパーマヘア。これ「コムデ・
ギャルソン」なんです、お高こうございますのよ（笑い）。さっと一曲、
ユーガット・ア・メールから「エニマン・アット・オール」（邦訳）。歌詞は
勝手に訳してます。古着なんですけど、なかなか売れませんでした。お店いくたび
確認、そのたび安くなって、隠したりしてね。８０％OFFで買いました。ところが。
スタッフがやっちゃいましたーと、みたらアイロンが（焦がした跡、あーあ、と
客席から溜息多数）。でも。このくらいなんとかしないことには、舞台俳優はつと
まりません。私なんとかしました。まつりあげて（隠して）、蛍光の小物を仕込み
ました（と、照明を落とすと、小物が蛍光、かわいーの声）
・ゲスト・GAKU登場。（客席が男ばかりで）変わった雰囲気とかお話。（客席を見渡
して）オークションが楽しみです！。若く見えますでしょ、彼（とGAKU）。３４才
です（といっても動じない客席）。もう、なに？今日のお客はひねくれてない？。
「そんなのしわでわかるんだよ！」とか思ってるんでしょ。GAKUは役者もしてます。
ミュージシャンのギャラは高いので、役者として・・とか、事務所とのあれこれ話
（ここで、ピアニストに、話が長いので）寝てる？と声かけ。
・「１００万人の泪を絞ったという、鉄道員（ぽっぽや）」。これで場内爆笑。笑う
ところじゃないでしょ。もう、心が澄んでいないお客！。そのテーマ曲「鉄道員
（てつどういん）」。鉄道員と同じ字を書くのになぜか読み方が違う（爆笑）。
なんでうけるのー、恐いーとあっちゃん。飲み屋にいる感じ。長いので半分に勝手
にしました。狩人（というデュオグループがかつていた（ねこ注））のように、
ハモリは難しいから「輪唱」で。あっちゃん、かなりしつこくＭＣ。もう、笑っちゃって
唄えない状態。GAKUもイントロで笑って×、帰ろうとしたり。まあ、そんなこんなで
しっかりと歌い。
・ピアニスト、衣装替えで引っ込み。GAKUの嫁さん話。さて。「がんばっていけまっ
しょい」という、いのうえひでのり（劇団☆新感線）が絶対お奨めといった日本映画
がありました。なっちゃんがでてるやつね。私にはただのロ＊＊ン映画にしか
見えませんでした。）受ける場内にもっとだめなのは君たちだ〜！とあっちゃん
（輪を掛けて受ける客席）。おばさんばっかの客席と一緒だね。とGAKU、形は違う
けどね（おいおい、とこずかれ、場内笑い）。韓国の元アイドルでＮＹに渡り、
アーティストに転身した子がつくった曲「オギオギオーラ」 青春の甘苦い、じゃなく
甘酸っぱい。もう、二時間越えちゃうよ（と受けまくる客席と乗りまくる自分に）
・敦、推薦の映画、「恋するシャンソン」。中身はありません、けどおもろいんです。
シャンソンが３０曲あって、役者が台詞として口パクします。とすっとこどっこい
なその映画の場面を説明する。客席、爆笑、笑いながらみてーよ、その映画の声。
もう映画の内容に関係はなく、メロディだけを借りた二曲。「そして女の子が好き」
「３０女のブルース」
・GAKUとデュエットで、芝居っけたっぷりと一曲目。ピアニスト着替えて登場。
深緑にラメはいったワンピ、眼鏡に結い上げた髪。「ジェラルド（エラフィッツ）
（という名ジャズシンガー ねこ注）」に受ける場内。眼鏡もはまって、ホント
そんな感じ。「ボギーの時代はよかった〜」と、たっぷりと芝居がかりの振りを
しながら、唄。歌詞は一部アクユウからとか（笑い）
・あっちゃんとGAKUが楽屋へひっこみ。ピアニストソロ。ドリンク剤一気のみ。脱い
で、ええー、スパンコールの衣装に場内騒然。かつらをとると坊主。でも、半けつ
だよー（笑い）の声。リゲインのラベルを見せながら、坂本龍一のエナジーフロー
これが巧いんだな、演奏。半けつを尚しながらだけど。
・さて。爆発したアフロヘア。オレンジのサイケなワンピに、こう長いベストみたい
のを着た、ゴスペルマザーなあっちゃん登場。「こんにちは、マスプロアンテナ
です」（に場内爆笑）。これが本当の３等身です。（髪が肩幅といっしょなんだもん
なあ）小顔に見せるためにはこれしかありません。参考にして下さい。あっちゃん
のオリジナル曲「永遠の夏休み」。ちと切なげでいい曲。
・オークションコーナー。男どもの歓声が場内に。やっぱり、変だよーとあっちゃん。
（１）私服です。ニコルと？なベルサス、あとKENZOのシャツ。一声５００円から。
だれも手を挙げず。だれもいれーのかよ！とあっちゃん。前側の女性が６００円で
（おー、ほんとかよ、みたいな声が場内から）（２）太って居たときのドレス
（紫に金ぴかの）。詰めて使ってください。１１００円から。みんな渋ちん。かわいい
女性が落札（３）ＮＹで買った黒のシックな。胸にパット入ってます。（ここで
アフロヘア（キシン１号）にハンガーがひっかかる。）ドレスの欠点は、意外に
重いことと、延びること。競り合いとなり男性、中村ゆうじ（と紹介され）が落札
５０００円。（４）これだー、と真っ白のウェディングドレス。胸にきらきら硝子
付き。これおみあしが見えるのよ。これも競り合い。男性が５０００円で落札。
なににつかうのでしょうか、聞きませんけど。お金はトルコ地震の義捐金とするそう。
ここでとある離婚夫婦の訳有りの寄付金話など。
・第三部「キャロルキング特集」。ＮＹの古着屋で買った、衣装の話。五時間いて
四時間目にみつけたとか。メドレー。「イッツ・ツー・レイト」「去り行く恋人」
「ナチュラルウーマン」。去り行くは、結婚して幸せ絶頂の渡辺えりこに訳詞を
頼んだもの。自分で歌うのは一時間で訳せたのに、この曲は１００時間掛かった
とか。みんな財産ですとあっちゃん。ジァンジァンがなくなって・・、次はどこで
出来るのか（笑い）。演劇人として公園通りに列ができることが夢でした・・。
（あっちゃん、感極まって泪する）。12/8,9に（食事はでないけど）最後の晩餐会
といのをやります。笹井さんなどお友達総出演。小芸をみせるとか。野田秀樹〜
エルトンジョン。なんかつながるものがあります。づらじゃないよ。曲の訳詞が
やっと送られてきて。その野田氏記したところの「超訳」はぜんぜんメロディに
はまりませんでした。でもなんども歌ってはめ込みました。確かに苦しいとこある
歌詞。錆で「お気に召すまま、お気に召しませ、お気に召しますよーに」が超訳。
・アンコール。次々と友達が結婚、疎遠になる。そんな中、えーと思ったニュース。
大沢某と広瀬某の。いろいろ思い入れがあったのに。井上陽水「積荷のない船」
でさよなら。
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