BQMAP 〈appendix-deluxe〉「センチメンタルタイガー〈case.1〉Sleeping Beauty」
＠下北沢「劇」小劇場 (1999/12/29-31 5ステージ)
全自由・当日座席指定 前売り当日とも(プレゼント付)3000
作：田原弘毅 演出・美術：奥村直義 音楽：佐藤太 照明：泉次雄[F.STAFF]
音響：山下菜美子 衣装：渡辺真理 ヘアメイク：入江希光子ほか
振付：永山由久 太刀廻り指導：和太刀 舞台監督：筒井昭善
演出助手：浅井香都枝 制作：木田昌美ほか
出演：
高瀬郁子：センチメンタルタイガー（精神治療医師・サイコダイバー）
竹内順子：アリス（患者）
佐藤荘二郎：紳士
臼井琢也 ：ピーター
篠崎高志[pool-5]：三月ウサギ
中西ありさ ：公爵夫人
前田 剛 ：ハンプティ・ダンプティ
土屋裕一 ：ハートの女王
佐藤 太 ：蛙の執事
澤田博幸 ：魚のメイド
拇村年宣 ：気狂い帽子屋
真神あゆむ、田中絵里、中井洋子：海老っ娘。
ゲスト：30ねこマジ 31山崎みちる[カムカムミニキーナ]
1999/12/30(木)晴れ 1:10-2:55PM(1'45) 最前列より 客席満員(90?人)
客層：20才代中心。子供連れのお父さんお母さんも。
客入れ：当日券。開演近くにいったので客入れ詳細、抽選大会・プレゼントの内容
不明。前説のお兄さん２人が家族は何人とか客席と世間話。２Ｆには操作卓を置いて
客席には未使用。荷物預かりあり。パンフは作演出の一言とスタッフ、配役とさらり
B5２頁の別紙で今後の予定掲載。物販。Ｔシャツ(3500)、公演ビデオ(3900)。今回の
サントラ？を２月下旬に販売とのこと。
前回に続きみたねこ。今回は劇団初のミュージカルとのこと（意外な感じ）
舞台。正面と袖の壁を格子状（上がる場面あり）。間から顔を出したり。両袖に台。
お話。自閉のまま衰弱するアリス。最後の頼みと精神治療師にサイコダイブが依頼
される。たどり着いたのは不思議の国のアリス、でもアリスのお友達はピーター・
パン。なんでもありやね。な愉快なこと楽しいことだけの精神世界。にも時折すきま
風をアリスは感じていたよう。そこに現れた医師。自分を治せるは自分の現実的言葉
に恐怖するアリス。逃走。追う医師。アリスのココロに蘇った恐れは彼女自身の世界
をねじ曲げていって・・。
ノンストップ、リズミカルな娯楽作（リアルの苦みも忘れず）。テンポ快調、弾け
る役者と音楽。くるくるぱっと決まるダンスと殺陣。二次元人形劇など愉快な趣向
や楽屋落ち含め、お茶目さ尽きず。リサイクル品？衣装はポップでかわいい。
コンパクトによくまとまってなあ印象。家族連れでも安心。
裏打ちされてる、少女には過酷なトラウマなお話に新味はなし、８０年代風。でも
人が人のためになにをかな優しさと勇気のテーマは普遍。夢で語らない、さらりと
した現実的ラスト共に、しみじみした余韻残し。
役者。竹内さん。アニメ声のやんちゃな少女アリスに、聡明な女性の顔が覗く。
かわいい人なり。佐藤太さん。なるほど蛙ね。
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