パパ･タラフマラ「Birds on Board」 2002年日韓国民交流年記念事業
＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2002/6/20-23 5ステージ)
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
全指定 前売りS席4800円 A席3600円 当日 S席5200円 A席4000円
SePT倶楽部会員4200円 世田谷区民4300円 学生・65歳以上・身障者3800円
高校生以下 1500円
＠つくばカピオホール5/31 ＠ソウル6/8,9 ＠プサン6/16
作・演出・振付：小池博史 原作： ウィリアム･シェークスピア｢ハムレット｣より
音楽：キム・テークン 、中川俊郎、渋谷慶一郎 美術：田中真聡、小池博史
映像：キム･ヨンジン オブジェ：田中真聡、宮木亜弥
照明：関根有紀子 衣装：浜井弘治 音響：江澤千香子
演出助手：縫原弘子、穂坂裕美 舞台監督：大谷地力 台本翻訳：スージュンリン
宣伝美術：葛西薫、高野雅子、安藤隆、上原勇
韓国側オーガナイザー：リー･ジョンホ[CID-UNESCO Korea Chapter代表 SIDance
ディレクター] 韓国側制作：キム・シナー 制作：工藤綾子、平中早智子
プロデュース：楢崎由佳 主催：パパ･タラフマラ 企画･制作： SAI Inc.
共催：CID-UNESCO Korea Chapter Seoul Performing Arts Festival 2002 ほか
助成： 文化庁＜平成14年度文化庁支援事業＞ 日韓文化交流基金
協力： 国際交流基金ソウル日本文化センター
出演：
オ・マンソ ：ハムレット
松島誠 ：王の弟、太った男
池野拓哉 ：王の亡霊＝鳥の王
イェ・ヒョ―スン ：道化の王
兼盛雅幸 ：オフィーリアのなめくじのような兄
熊谷知彦 ：ハムレットの影
小川摩利子 ：ファッションモデルのような間抜けなオフィーリア、幻想のオフィーリア
関口満紀枝 ：ハムレットの母、王の妃、現在王の弟の妃（現国王妃）、太った女
白井さち子 ：道化の王妃
あらた真生 ：分裂したオフィーリア、幻覚の少女
秋葉睦子 ：掃除人の女
2002/6/22(土)曇り 7:35-9:03PM(1'25) 1F中段より 客席6割(550人)
客層：老若男女。女性過半数。夫婦、カップル、お友達連れ多し。
客入れ：1Fはまばらに満員、2,3Fはほとんど空席。ちょっともったいなし。
折り込みパンフなし。物販。パンフ(A4 26ページ 800円) クリエイター対談。
パフォーマへのインタビュー。公演テキスト（詳細に内容記載）収録。
ポストカード(1枚150 セットもあり）
久々にみたねこ。
舞台。航海中客船、その甲板設定。船室入口ぽい壁が中央、舞台の２／３。丸窓、
、浮き輪、開口２。上に昇ってのパフォーマンスあり。上手前方にシーソー。
「ハムレット」がモチーフらしい。数カ所有名台詞あるも、そうと知らされても、
そうとは思えないよなパフォーマンス連綿。虫や鳥のような貴族、パンク少女な
オフィーリア、ドラッククイーンな女王、モデル系なハムレット。奇妙な格好の
登場人物がブラウン運動のように、無茶苦茶に動いては止まり、時折ユニゾン。
いくつかの接触と関連性あり、結構継続。王の亡霊と現国王の敵対意識とか。
あれこれ趣向。歌唱ショーぽい。カーニバルぽい。子供遊びぽく・ブランコ、竹馬乗り。
パフォーマと実写映像の共演。音楽多彩。ポップ、ブルース、現代音楽。リズムに
のったり、なかったり、一様成らず。
奇天烈。日本人の作品じゃないみたいな、麻薬的なトチ狂いぶり。運動量ものすごく
しかも緩急自在、細やかに切れよくて安定。これも日本人ばなれ。てんでに動いてる
のに一瞬でユニゾン決めたり。稽古量ももの凄そう。お間抜け、とほほなことしてる
のと相反の技術と気合いが伺え。真面目顔すぎる「ハムレット」のもつ表裏一体の
バカ悲しさを真逆に体現？。以前みた、詩的な作品群と違う、アグレッシブなポップ
さに興味復活。次回の路線不明なれど、楽しみねこ。
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