安藤洋子×W.フォーサイス「WEAR/(N.N.N.N.)/QUINTETT」
＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2004/2/25-28 4ステージ)
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
26s アフタートーク ゲスト野田秀樹
全指定 一般 前売 S席5000円 A席4000円 当日＋500円
SePT倶楽部会員割引 4700円 世田谷区民割引 4800円
舞台監督：HINRICH DREWS、森岡肇 照明：BERND KIEIN、足立恒
音響：DIETRICH KRUGER 衣装・美術・音響：BALLET FRANKFURT
テクニカルコーディネイト：柴田綾子 宣伝美術：永野ヒロコ
プロデュース：菊丸喜美子
ダンサー：安藤洋子,CYRAL BALDY,AMANCIO GONZALEZ,DEMOND HART,JONE SAN MARTIN,
FABRICE MAZLIAH,GEORG REISCHL,ANTONY RIZZI,ANDER ZABALA
WEAR(33分 04年1月 初演)
振付：W.フォーサイス 音楽：池田亮司(OP.1) はてなダイアリー
衣装：VASCO OTOMO 演出？：REBECCA GROVES
出演：安藤洋子、男性ダンサー２人（名前？）
(N.N.N.N.) (19分 02年11月 初演)
振付：W.フォーサイス 音楽？：THOM WILLEMS
出演：CYRAL BALDY,AMANCIO GONZALEZ,GEORG REISCHL,ANDER ZABALA
QUINTETT (26分 93年10月 初演)
振付：W.フォーサイス 音楽：GAVIN BRYARS(jesus'blood never failed me yet)
出演：安藤洋子、DEMOND HART,JONE SAN MARTIN,CYRAL BALDY他
2004/2/27(金)晴 7:06-9:06PM(33/休21/19/休18/26) 1F中段 客席超満員(730?人)
客層：20代と中年層中心。知的、小綺麗でおしゃれ、スリムな人多め。女性過半数。
客入れ：当日券。1F本席30?席、前方と最後尾に補助椅子。開演定時30分前では立ち見
のみあり(30人ほど）。ロビー開場は開演定時30分前、ホール開場は13分前。カーテン
コール3分。折り込みパンフ。縦長A4を四つ折りの新書版サイズ。データ、ダンサー
紹介。物販。写真集5500円。
フランクフルトバレエ団・邦人ダンサー安藤洋子、渡独後の新作お土産つき公演。
・WEAR
で新作。安藤洋子ソロでなく、男性2人と競演。
舞台。下手奥に反物を折りたたみ積み上げたよな「家」。中央手前の床に巻物、
「無駄なことの勝利」と墨書（１Ｆじゃ見えない）。上手に椅子な箱。
構成。ダウンジャケットの男性2人が身もだえつ、ぎくしゃく。時々静止。時々家に
引っ込み。来る返すそのうちに巨大アフロを揺らして、安藤登場。赤ん坊のように
なって、じたばたしたり。後半、衣装を脱いで踊ったり、それぞれの痛そうな関係性
を仄めかしたり。最後は安藤が家に納まり。
音楽。静かなストリングスに、無線の声がかぶり。
暗黒舞踏かと思ひ、なスローモーション。繰り返しが多く、盛り上がりに欠け。
うーんねこ、なんにせよ、長すぎの感。痩身な安藤の身体にはふむむねこ。
・(N.N.N.N.)
舞台。素舞台。音楽なし。
構成。4人の男性ダンサーが横に並び、腕を絡ませて組み替えを延々。具体的なシー
ンをつくることはほとんど無し（白鳥？！なとこあるも）。時々、笑いをとるような
息抜き場あるも、全体は有機的な精密機械をみているよう。天衣無縫な移動展開と
緻密な動きには感嘆ねこ。
・QUINTETT
舞台。上手に大砲みたいなプロジェクタ、後半は下手壁に流れる雲を投影。下手奥に
階段付きの奈落。
構成。奈落や袖から意味不明に出たり入ったり。奈落に倒れかかる女性をなんども
下で受け止めたり。音楽に乗ったかと思うと、まるで無関係に踊り去ったり。などが
同時多発。
今回、いかにもフォーサイスなダンス。物語るダンスだった新作とは正反対。疾風
怒濤に流れる時間とダンスに、無関係なシーンがぽつぽつ。すんごい複雑な振付を
高速安定に踊りまくりん。さすがの高水準だけど、超絶なすさまじさには至らず
印象。長躯のアフリカ？系ダンサーが押し出し強く、目立ち。難易度が高そうな動き
も、力強くしなやかにこなしてて、ほよよねこ。
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