ペテカン　やわらかな君の髪をなでる(女性バージョン)

　ペテカン　Vol.23「やわらかな君の髪をなでる(女性バージョン)」

　＠下北沢　駅前劇場(2004/12/10-19　8ステージ)
　http://www.honda-geki.com/ekimae.html
　全自由(整理番号付)前売2800円　当日3000円　男女2バージョン5000円（劇団のみ）

　作・演出：本田誠人
　美術・舞台監督：濱田龍司　照明：横幕絵美[満平舎]
　音響：斎田吾朗、高橋秀雄[SoundCube]　写真：三浦麻旅子
　舞台装置：堀正哉、大治幸雄　演出助手：四條久美子
　宣伝美術：田村奈巳　Artist Management：クリオネ
　制作：大場裕美、高田喜絵　企画・製作：ペテカン　後援：文化放送
　出演：

　　　　　　　　　　　女ver.　　　　　　　男ver.
　篠原(風邪引き)　　：高山奈央子[KAKUTA]　斎田吾朗
　丹野(篠原が好き)　：長峰稔枝　　　　　　若狭勝也[KAKUTA]
　ミサキ(事務店員)　：山田佑美[無機王]　　石曽根有也[らくだ工務店]
　キャサリン(男勝り)：四條久美子　　ボブ：本田誠人
　新井(アニキャラ)　：笹峯あい[CastCorporation]　堀正哉
　中河原(子持ち)　　：羽柴真希　　　　　　大治幸雄
　純子(男子キャラ)　：吉田麻起子[双数姉妹]　純也：恩田隆一[ONEOR8]
　しのぶさん(店長)　：濱田龍司　　　　　　福山俊郎[そとばこまち]

　2004/12/19(日)晴　5:07-6:53PM(1'46)　中段より　客席超満員(140?人)
　客層：20歳代中心、同姓連れ多し。女性過半数。
　客入れ：入り口が正面向きとなり、内装を塗り直した劇場ビル、の階段に以前と
　同じように整列。係員常駐、積極的に誘導。荷物預かりあり。桟敷1列、緩い高低
　差のある椅子席8列。と狭めのいつも通り客席。サイドにも補助椅子をおく盛況。
　空席への案内は常駐の甲斐あって、さほど押さず開演。折り込みパンフ。文庫本
　サイズ、展開してＢ５両面。主宰と作演出の挨拶、配役、スタッフ、顔写真付き
　役者紹介。次回公演のパンぷ記載なし（3月＠青山円形劇場にて新作）。
　カーテンコール1回1分、その後の暗転時に、流れ星１個を流す演出あり(気づか
　ない客いたかも）。

　久々。同じ台本を男女別チームで演じる趣向。女性版だけ観劇なんで、味わい違い
　などはわかんないねこ。

　舞台。リアルな造りのマンションの一室。上手、フローリングにござ、こたつと
　ＴＶ。後、壁越しにキッチン。渋い木製の食器棚がみえ。左手正面のドアから
　トイレ、浴槽の設定。正面壁に３人がけのソファとテーブル。下手よりにベランダ
　に出られるサッシ窓。下手壁奥に玄関への開口、手前に地味な事務机と予定が
　書かれたホワイトボード。月には師走とあり。

　お話。マンションの一室。出張ヘルスの事務所。なんか暇そうに留守番の子と、
　コンパニオンな女性達はおしゃべり。知らずにみたら、お友達通し。クリスマスも
　近い、一堂に会する機会もないから、食事かパーティーとの提案にあーだこーだ。
　好き勝手で決まらない、気乗りがしない。概ね元気よく、個性的な彼女達の中、
　秘密の恋あり。物静かな丹野は、さばさばした篠原が他の女性と親しでいるとき、
　気になってしょうがない様子で。

　機微あれこれを丁寧に浮かばせ。室内楽な、親密なアンサンブルと粒だつ個々
　個性。風俗店なしがらみは表立てず、今を楽しむなちょっと浮き足だった表面的な
　会話に終始。その中も、恋や家族ら絡みの真情がぽつぽつと現れ。視線、しぐさ、
　口調の細かな交換で語らずともそうと知らせ。心がこもった演技演出に好感ねこ。
　

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ペテカン Vol.23「やわらかな君の髪をなでる(女性バージョン)」

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