ベターポーヅ　しみひとつない

　ベターポーヅ「しみひとつない」

　＠新宿　THEATER / TOPS(2005/2/2-7　8ステージ)
　http://theatertops.at.infoseek.co.jp/
　全指定　前売3000円　当日3300円

　作・演出　西島明
　美術監督＋宣伝美術：東大路道恵　舞台監督：上林英昭
　照明：大塚之英[ストーリー・レーン]　音響：齋藤貴博[ステージオフィス]
　衣装製作：川口知美、中沢匡栄　演出助手：河村育郎[劇団かわいい子]
　美術助手：辻本直樹、藤原孝子、市川菜穂、井上真理
　制作：ベターポーヅ

　出演：
　　　　　　　　　　　　初演（ねこ未見）今回
　　　　　　　　　　　　1996/10/19-20　 2005/2/2-7
　　　　　　　　　　　　4ステージ　　　　8ステージ
　　　　　　　　　　　　ベニサンピット　THEATER/TOPS
　　　　　　　　　　　　自由2500円　　　指定3000円
　
　ナツメ（長女）　　　：加藤直美　　　　←
　亜土（あど　次女）　：渡辺道子　　　　松浦和香子
　ゆり根（三女）　　　：市川菜穂　　　　吉原朱美
　
　ニコラビッチ（長男）：西島　明　　　　←
　サダオ（次男）　　　：猿飛佐助　　　　←
　ムーニー（三男）　　：辻　久三　　　　山崎和如

　2005/2/5(土)晴　2:08-3:23PM(1'13)　前方上手より　客席7割(90?人)
　客層：20-30歳代中心。二人連れと単独男子中心。男女半々。
　客入れ：当日券あり、後方に空席あり。上手端席だとちょっと見切れあり（寂）。
　折り込みパンフ。B5　4ページ。あいさつ、配役、スタッフ、初演当時の思い出
　とか役者一問一答、予定掲載。次回公演。8/24-29　オレたちとシャム猫
　「写真をめぐる冒険」＠TOPS　客演4人＊を迎えての番外公演。
　＊横塚進之助＠サードステージ、岡田望＠青島レコード、
　佐藤亮介＠イデビアンクルー、森本訓央＠エッヘ。物販、なし。

　1996年作品をなぜか再演。ねこ見過ごし公演なんで、嬉し。

　舞台。茶色基調の箱庭カフェ。上手にやや傾いた島舞台。下手奥の柱に蒸気機関車
　のモノクロ絵。正面、２枚の額縁と１枚のトリの絵が並び。上方は斜に天窓。上手
　から上階へ弧を描く階段一部が見え。前側、薄紫の床にマホガニーな丸テーブル２
　と椅子３。下手隅に屏風、出入口を示すアーチ、手前背の高い電話のない電話台。
　下手に鳥かご３吊られ。壁は見切れて未確認。

　お話。駅近くのカフェ。三人兄弟はカフェを純喫茶にすべく禁酒同盟を誓って
　いる。そこを訪ねてきたのは、モスクワへの旅の三人姉妹。６人の男と女と秘密と
　たくらみ、シンプルなお話と複雑なあれこれ。

　生活に必要のない過剰な行動、必要な行動が欠けている生活。冗漫と欠落が同居
　する面白世界。快楽と苦痛、裏切り、変心が色濃くありながら、すっとこどっこい
　さにまぎれて、ぽわとりん。と、いかにもベタポらしい。最近のよか、イメージが
　通奏（今回は揺らぎ？）してて、しっとり目印象でふーんねこ。

　役者。キューティ。加藤さん。酩酊幼児化演技のたどたどしさ○。ブーツ代替の
　ペイント足で闊歩、ばれての照れ顔が愛らしい。松浦さん。我が強そうでいて、
　心ここにあらずの体の不思議。吉原さん。食べる演技がグリグラに嬉しそう。西島
　さん。大台に乗っても、とっちゃん坊やな潔さ。猿飛さん。いつもながら、よく
　わからないけどセクシーで危険な薫り。山崎さん。役名でかわいい勝ち。まけず、
　照れ演技連発で健闘。
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