＠表参道 スパイラルホール(2005/12/17-18 2ステージ）
http://www.spiral.co.jp/
一般 前売3300円 当日3800円
振付・構成・演出：山田せつ子
舞台監督：原口佳子[officeモリブデン] 照明：森下泰[ライトシップ]
楽曲提供：スカンク[from MEXI]、渡辺勝 音響：伊東尚司 美術：杉山至
衣裳：斉藤周子 宣伝美術：井原靖章[井原靖章デザイン] 主催：山田せつ子
共催：ワコールアートセンター 企画製作：魁文舎、スパイラル、枇杷系
助成：芸術文化振興基金
魁文舎 http://www.kaibunsha.net/
出演：
山田せつ子[枇杷系ディレクター]、天野由起子[枇杷系代表]
2005/12/18(日)晴 6:06-7:19PM(1'09) 最前方上手 客席超満員（170人）
客層：老若男女、まんべんなく幅広く。女性7割。
客入れ：当日券有り(開演定時10分前から入場？）。桟敷2列、雛壇に椅子席7段。
折り込みチラシ それなり厚さ。折り込みパンフ B5 3ページ。挨拶、パフォーマ
紹介、スタッフ、予定。6月「奇妙な孤独」＠京都芸術センター 9月枇杷系新作＠
吉祥寺シアター 物販。書き下ろしエッセイ本。 カーテンコール4回4分 いつもの
ように小ダンス付き。
３年ぶりソロとか。枇杷系の教え子、天野由起子とのデュオ込み。
舞台。湾曲した板をパンタグラフ足で支えたベットが左右。端には木の枝いくつか。
後方、天井からコイルが数丈。下手手前、コイルタワー、タンクから水が滴下？。
構成。山田ソロと天野とのデュオ、交互。
・無音。下手開口から光、頭にビニールをかぶった山田登場。くねくねと立ち動き。
横臥して再び立ち、リズムののり、頭のビニールを飛ばす。
・音楽。天野、ぬいぐるみ人形をもち金髪ロリータに登場。壊れた人形のような動き。
山田、ベットに寝る。天野、金髪のかつらを自分で取り去り、捌ける。
・無音。山田、ベットで仰向け、手足くねくね。さらに四つんばい。音楽入り。細かな
手先の動きと大振りな全身。天野現れてベット上、ぱたぱたと遊ぶように動く。
・山田、ベットから下りて歩く。同天野と対面し、デュオ。再び別れて、とりどり。
・無音。天野、ベットで頭を叩く、体育座りをするなど。山田、ベットでへーと仰向け
に寝る。時折、山田の目線が隣の天野へ向けられる。
・照明、薄暗く。中央に□スポット２。天野探るように手を差し入れる、しだい体を
差し入れ。山田も同様。溶明、スポットが全面に広がった？。
・山田ソロ。立ち上げたベットに寄りかかり。立ち、屈曲、再び立つ。ベットを離れて
、歩くようにゆったりと、照明の内外を動く。
・アルゼンチンタンゴ（かな）。山田、手振りしつつ、大きく周回する。
・ギターの和み音楽。天野加わるデュオ。大きく肩を上下して、びくっと動いて呼吸
するよに。
・無音。自分の体を確かめるような仕草。２人、しばし目線をあわせる。
個別とりどりなのに、隔たらない不思議。「奇妙な孤独」とはなるほろ。。内省の
深さ、集中力の鋭さと強さを感じさせる山田せつ子。予定調和に落ちない、形を常に
変えながら瞬発するダンス連綿。興味つきないねこ。てんでに隔たった動きの天野
由起子とはベットを仲介に、引力に似た関係性を増していく印象。見えずとも気に
なるあいつの存在とでもいうとこかしらん。天野由起子のダンスひさびさ。日常と
非日常の所作をスムースに連ねる、しなやかで強靱な姿態と動きに見惚れるねこ。
持ち前の愛らしさも相乗して、とっても魅力的。
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