＠京都市東山区 スペース・イサン(2008/8/15-17 5ステージ)
全自由 前売り当日とも 1800円 日時指定割引1500円(公演の二日前まで）
ペアチケット2500円 ゆかた割引1200円（8/16(土)18:30の回限定）
団体チケット1000円/1名（10名以上で同じ日）
脚本：黒川猛 制作：丸井重樹音楽：岩本天王 映像：中川剛
舞台監督：浜村修司 照明：池辺茜 音響：小早川保隆 音響操作：児玉菜摘
秘書：山本佳世 制作助手：永原圭介、 西河ヤスノリ
制作協力：アトリエ劇研
出演：
荒木千恵(新人)、黒川猛、徳永勝則、堀江洋一、松村康右、山方由美、丸井重樹、
信國恵太
声の出演
信國恵太、新海大祐(元京都教育大学京都教育大学野球部投手)
ACT1 本気でウォーリーを探せ！
ACT2 巨匠！ミヤザキハヤオ
ACT3 ピンぼけ〜１脱税２無罪３謝罪
ACT4 猫とねずみの大冒険
ACT5 準決勝第２試合
2008/8/16(土)酷暑 1:40-3:18PM(1'38)中段中央 客席ほぼ満員(80人?)
客層：20-30歳代中心、男女半々、中年層もちらほらと。
客入れ：誘導がないので日陰と戸外になんとなく待ち列出来。しびれを切らした
1人から列ばせるようお願いあり。炎天下なので、戸外へ誘導しづらかったかも。
高低差をつけた桟敷３、椅子席5列。映像があるので、前はやや見づらいかも。
携帯電話での時刻確認・液晶が光ると臨席の人が気になるのでやめるよう、通常の
お願い。次いで、その程度のことが気になるようではうちらの芝居が負けたという
ことですけど と添え。丸井さん、さすが言うねえ。 折り込みチラシ ビニール
袋入り。パンフ A4 1枚。スタッフ、出演者、作品解説、制作挨拶、予定。
次回公演。来年1月末 ほか未定。物販。サントラCD。カーテンコール1回1分。
大阪公演が好評だったようで、客数を増やしての古巣公演。
舞台。素舞台にベンチ、下手ゴミ箱のACT1公園装置。ちゃぶ台だけACT2。長机とか
ACT3。素舞台ACT4。ベンチだけACT5 と至ってシンプル。
構成。詳細下記。某ゲーム本の創られ方「本気でウォーリー」。知られた物語が
新たな物語に変換される「ミヤザキハヤオ」 そこじゃないだろうな事件へのずれた
視点を過剰な演技で「ピンぼけ」 世界的有名なねずみと日本で有名な猫の猫の妹を
巡る対立「猫とねずみ」。なにをやっているかわからんスポーツ、何もないところに
何かを打ち立てるナンセンス「準決勝第２試合」
今回も挑戦的、柔軟な発想でガツンとくる笑い5本立て。果敢な挑戦に拍手。
マイノリティといじめをモチーフに偏った笑いに挑み。陰惨も陰に沈めず、辛口の
笑いを浮かばせた「ウォーリー」 堀江キャラの面倒な人の面白さも活かして○。
お馴染みの黒川さん1人語りは意外な変容が愉快も、ちょっと矛先甘めかな。
スラップスティックな演出（脱ぎあり）で情けなさ醸す。ベトナムらしい風刺精神を
存分に発揮して○な「ピンぼけ」。ベトナムにとって大冒険？な無言劇。シリアスな
ドタバタともいうべき面白さ「猫とねずみ」。これも台本なしのナンセンス「準決勝
第２試合」。わからない面白さがもうひとつ楽しめず、残念ねこ。
構成覚書
「ACT1 本気でウォーリーを探せ！」某有名キャラ（堀江）のゲーム本は実写で作ら
れていた。すでに老体の身には過酷な労働、現場から逃げるが探し出されてしまう。
俺はいらい、無いものを探すことが人生だと語る、いかにもいじめられっ子な彼の
言動についにキレるいじめっ子なスタッフ達。ついに彼はスタッフにナイフを向ける
が。（幕間映像は戦場画、祭の喧噪に紛れている、堀江さんを探そう企画）
「ACT2 巨匠！ミヤザキハヤオ」黒川氏一人語りシリーズ最新。芥川龍之介の小説
キーワードからアドリブで新たな物語を作った彼。最新モチーフは某アニメ監督作品
アニメの中から状況や台詞をピックアップしてスライドに投影。当意即妙に言葉を
放つ。風の谷のナウ○カは某「谷」選手のオリンピック顛末。ラ○ュタは、シ○カに
心引かれるの○太の恋と失敗。ト○ロは「隣」の熟女とのエロ。魔女の宅○便、○の
豚（だっけ）。八カ国協議での北朝鮮、アメリカ、日本の政治風刺に。千と千尋の
神○し（だっけ）白い妖怪でぎゅう詰めの部屋に少女がいるスライド絵に文字を
要求。白いもの〜ベトナムからの笑い声〜堀江さんで落ち（幕間映像は増殖する堀江
さん コラージュ）
「ACT3 ピンぼけ〜１脱税２無罪３謝罪」検察のがさ入れ、段ボールリレーの報道。
1脱税 検察官の段ボールリレー。報道受けがいいように、笛吹き声をかけ、隊列を
微調整したり、統制しっかり。ところが、引っ越し屋の段ボール箱が混入、報道され
てはいけないと必死のガード。巧くカバーしたとフォローして、爽やか青春模様。
しかし、混入は段ボールにとどまらず、ついに恥部を段ボールで覆っただけの全裸男
・片山さん（黒川）を運んでしまい…。
2無罪。裁判判決の勝訴／敗訴の幕を持ってでる人達映像。報道するライバル局通し
の女性アナウンサー（荒木、山方）。互いにゲスト自慢で張り合い、報道そっちのけ
3謝罪。食品偽造の謝罪記者会見 映像。写真の真ん中に全裸の社長、恥部は問題の
大きな商品箱で隠し。商品箱をどけろ、まじめにやれと、記者がブーイング。どける
と恥部を晒すことになるので、それはできない社長。ごまかしてそのたびに怒号。
社長キレて、マスコミが悪い、いっそ箱にモザイクかけようかと。（幕間映像は、
祭縁日の人混みに隠れている堀江）
「ACT4 猫とねずみの大冒険」 世界的に有名なネズミキャラと、日本で一番有名な
猫キャラの2人が、猫キャラの妹を巡って対立。相撲で勝負をつけることに。
「ACT5 準決勝第２試合」某競技場のベンチサイド。控えの選手、コーチ、監督は、
攻防にハラハラ、一喜一憂。抱え込む、窓を閉める、スクランブル…どんな競技が
行われているのか、わからない。ボールには羽が生えているし。
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