＠渋谷 PARCO劇場(2008/10/21-11/9 24ステージ)10/27,11/4休演
http://www.parco-play.com/
全指定 前売当日とも7000円
＠倉敷 倉敷市芸文館ホール 11/19 1ステージ
＠大阪 シアター・ドラマシティ 11/21-22 3ステージ
脚本・演出：本谷有希子[劇団本谷有希子]
美術：中根聡子 照明：倉本泰史 音楽：渡邊琢磨 音響：藤森直樹
衣裳：伊藤早苗 ヘアメイク：二宮ミハル 演出助手：則岡正昭
舞台監督：宇野圭一＋至福団 宣伝美術：榎本太郎 宣伝写真： 忠之
宣伝：る・ひまわり 制作：高石由紀子 プロデューサー：佐藤玄
製作：山崎浩一 企画・製作：株式会社パルコ 後援 ニッポン放送
出演：
梶原善 ：曽根慎太郎（新聞店店主）
広岡由里子：曽根美十里（慎太郎の後妻）
近藤公園 ：曽根功一 （慎太郎の長男） *[大人計画]
前田亜季 ：曽根紗登子（美十里の連れ子）
吉本菜穂子：山里えいみ（従業員）
永作博美 ：明里（慎太郎の愛人を名乗る女）
2008/10/26(日)曇 2:05-4:01PM(1'54)中段上手 客席満員(460人)
客層：20才代中心、本劇場の平均年齢以下。男子のメガネ率高め。男女半々。
客入れ：当日券、キャンセル待ちあり。客入れアナウンスは本谷さん、こんばんは
とマチソワ共用。物販。パンフ 1500円（未購入） ポスター500円。
カーテンコール2回2分。
本谷有希子、PARCO進出公演。
舞台。ご開帳仕掛けも面白い、2階建てと離れ屋。店名レタリングも影になった、
薄ぼんやりした新聞配達所。全面ガラス引き戸の1階作業場、寝室2F。上手に住み
込み従業員のプレハブ。間に情報に物干し台。ほか、自転車置き場、置き棚とか
細々と置かれ。
お話。黙々と地味暮らしの新聞屋一家。派手な身なりの場違い美女襲来。ずかずかと
店に入り、店主の愛人告白。反応が鈍い妻に怒り心頭。リストカッターの従業員が
病気仲間と勘違い、親しげにするのに高笑い。あんたは「古いメルヘン」、私はニュ
ータイプ「明るい人格障害者」と言う。さて、怒りの矛先は無差別に家族全員に向け
られ、大迷惑！！。
吹けよ悪意、えぐるぜ暗部、これでばっちりさ。快調のクラッシャー・エンタメ。
PARCOになっても、いかにも小劇場演劇な本谷強弁パワーは臆すことなし。キャラを
きっちり、どんどん立ててはどかんと爆破、欲望としがらみを暴露して、さあ大変。
お付き合いしたくないよな、性悪とろくでなしぞろい達。クール美人顔・孤高の悪女
（永作） VS オフビートの性悪女（広岡、吉本）が痺れるよな取り合わせ○。いい人
のイメージを払拭しそうな、梶原善の気弱チンピラぶりも○。そのてんこ舞いぶりを
ニヤリと楽しむねこ。
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