＠三軒茶屋 シアタートラム(2008/11/27-30 6ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
前売 指定3300円 自由2800円 当日 指定3500円 自由3000円
平日マチネ割、和服割-300 学割：自由席のみ2500円 劇場友の会会員：指定3000円
自由2500円 世田谷区民：指定3100円 自由2600円
脚本・演出：明神慈 音楽：木並和彦 美術：杉山至＋鴉屋
舞台監督：寅川英司＋鴉屋 照明P：キイトス 照明OP ：シバタユキエ
音響：荒木まや 写真：松本典子 AD：松本賭至 衣裳：フラボン
演出助手：渡邊佳奈子、小杉美也子、百花亜希 制作：遠山ちあき、フラボン
主催：ポかリン記憶舎 提携：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
出演：
日下部そう：リョウ
福士史麻[フクシミマ 青年団]：サホ
平原テツ：シン
井上幸太郎：ユウ
金田淳 ：レイ
寺内亜矢子：エリ
市川梢 ：リサ
堀夏子[青年団]：セナ
中島美紀 ：ナミ
山田宏平[山の手事情社]：カイ
桜井昭子：サエ
2008/11/29(土)晴 2:35-3:51PM(1'16)左手中段 客席9割(130人)
客層：老若男女幅広く。女性過半数、着物姿10人ほど。
客入れ：通常客席撤去、中央舞台をコの字客席(左右桟敷1椅子1 正面椅子1列）。
最前方は舞台近接なので荷物預かりあり。遅れたお客用にバルコニーに3列用意。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。
次回公演。来年春 CAFE公演。物販。台本 後日送付1000円。サントラ？1000円。
カーテンコールなし。
中規模空間・トラム初進出公演。
舞台。開場中央に岩肌が覗く、クリーム砂の方形島。正面、黒く塗られた劇場搬出口
まで、架け橋な通路が延び。
お話。訪ね先、知人らを失い続ける男女。帰れない彼らを町の人々は訝り、冷厳に
接すること、しばしば。2人は喪った大事な人を思い、その面影と再会する。
鳥のまなざし＝我が身を置き去りにした人達の再生。現実と夢が淡く交錯、同居した
独特の浮遊感ある幽玄空間。中間色の舞台と衣裳、泳ぐように歩み、止まり揺れる
動き、時間を留め、静寂を演出する音楽。ゲストが多くも、メソッドは行き渡り、
完成度高。失われた登場人物と同じく、軽い忘我の境地となっていく、不思議体験を
するねこ。
役者は周辺に常駐、時に雑踏や鳥の群れ、休業を告げるお店になったり、自在に変化
フィジカル・シアター趣向を積極的に強めた冒険を面白くみるねこ。ここではない
場所をみつめる楽園を謳う作風に、今回は悪意や厳しい現実を明確に折り込み。
クリアでいて柔らかくも、一歩外に出れば厳しい寒さがまつ、冬の陽にまどろむな
印象あり。
[月間一覧］