1階の出迎え人形
＠下北沢 ザ・スズナリ(2008/12/26-29 7ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全指定 前売早割2500円 一般2800円 当日3000円 学生前売当日共2500円
団体7800円(3名)
作・演出・振付：長谷川寧 衣裳パフォーマ−：山下和美 音楽監督：吉田隆弘
舞台監督：中西隆雄 映像：浦島啓（PUREDUST） 照明：奥田賢太（colore）
音響：高橋秀雄(Sound Cube）、佐藤春平 楽曲提供：フジモトヨシタカ(ar)
美術：原田愛、池田那緒美 宣伝美術：太田創（01 Ga Graphics）
制作：高市由香里、田中真実、岩間麻衣子 http://fanette.fc2web.com/０
協力：財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
助成：日本芸術文化振興基金 現代舞台芸術創造普及活動助成事業
ポストパフォーマンストーク
12/28s小野寺修二氏（演出家）29m乗越たかお氏（作家・ヤサぐれ舞踊評論家）
振付・出演：
山本伸一[BQMAP] ：院長
深井順子[FUKAIPRODUCE羽衣]：看護婦長
上ノ空はなび[toRmansion] ：看護婦
石山優太[APE] ：看護士
石本華江[妄人文明／Co.山田うん]：掃除婦
長谷川寧 ：長（腕）
草光純太 ：中堅（首）
大石丈太郎：新入り(脚）
石川正義[ク・ナウカ]：若者（腰）
玉置玲央[柿喰う客]：撮影者（頭・踵）
大西玲子 ：若者の妹
*パンフ注記 看護婦の呼称は役名として使われている物であり、差別を助長
するものではありません。
2008/12/27(土)晴 3:08-3:59PM(50) 客席ほぼ満員(100人)
客層：20-30歳代中心、中高年層もちらほら。男女半々。
客入れ：当日券あり、最後尾ベンチと空き席？。雛壇に椅子席10、上方のTVモニタ
が見えるよう、前方はあけた配席。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ
挨拶、解説、配役、スタッフ、予定。次回公演。4-5シンガポール、日本ツアー。
来秋新作。 物販。DVD、Tシャツ。 カーテンコール1回1分。
ビニール袋フライヤーが重宝がられている？パフォーマンス劇団。初見ねこ。
舞台。病院なカーテンレールに囲まれ、黒い床に縦横幾何学模様。客席上手の
モニタにステージ真上からのライブ映像投影。
お話。形成外科病棟。松葉杖、コルセットの患者達は痛みに情けなく、不自由に
欲望や怒りで悶々悶絶。たばこは吸う、看護婦にちょっかいを出すは日常茶飯事に
のぞき趣味な行為に及ぶ者までいる始末。彼らに医師は治療と責め苦、怒り目に
負けん気で受けてたち。看護婦は女王然。逆に看護士は時々同士に同調して。
口より先に手がでるフィジカルシアター。視線に始まり、手足絡まりのコンタクト
を中心。ユニゾンで同調、マーシャルアーツな動きで対峙と、関係性をわかりやす
く。身体表現。デュオ、トリオから数珠つなぎ等とフォーメイションいろいろ。
ハイテンション、ハイスピードで矢継ぎ早、がちゃがちゃと盛りだくさんで楽しい
ねこ。
ダンサーではないパフォーマの動きは生硬も、めらめらと眼や背中から感情をほと
ばらしたり、演技で個々個性。盗撮男・玉置玲央のふてぶてしさ、マイクロミニに
美脚の女王ナース・上ノ空はなび？が印象。ほか、ビジュアルいろいろ。上方から
の箱庭2次元画像、カーテンにシルエットとか。
構成覚え書き
・上方から画像、治療風景、患者が医師に好きにされてる風。
・総員の関係性とりどり、欄調子〜平穏な病棟ロビー往来。
・バンダナ男はインスタント写真を落とし、拾われて焦り気味。やばい写真？。
問答するも、松葉杖とむち打ちではなにかと痛い。マイクロミニのナースにちょっ
かいするも、冷たくあしらわれる。
・カーテンを引きあけると、フリーズした男。ちょっと動いては痛い。看護士に触診
されるたび、痛いやら気持ちいい？やら。絡んでいるとホモとナースに勘違い
される始末。やがて、ナース通しのバトルへと。
・ロープで連なった3人、やがて4人。禁煙なのにルール違反な看護士。
・掃除婦と見舞客の女。モップにのる女。
・診察。医師、看護士ＶＳ患者達。暴力的な「診察」に打ち倒される患者達。
カーテンには沈んでいく患者達のシルエット。
・上方カメラから、ベットで寝てる、な4人をモニター投影。それぞれ悶々。
カーテンを開けるとともに4人起床。ファンクな曲が入り、とりどりダンス。
松葉杖を銃のように。患者を看護士はリフトでぐるぐるりん。
・ナースと医師、逢瀬の椅子ダンス。ナースと2人また1人の対峙。
・軽やかにミュゼットジャズ。シャワーを浴びてる風の患者2人。待ちの連中は
フリーズ。脱いでも縫いでもパンツとか、面白く。
・看護士とナースがハイタッチ〜背中に乗ったりのコンタクト。松葉杖の患者と医師
、掃除婦と患者のコンタクト。
・カーテンの下からナースのスカートを覗く男達。撮影男はごまかすため、自分
撮り。ナースを追いかけ、撮影してるところ見つかる。カメラをやったりとったり
（を客席モニタでも中継）、なぜか記念撮影。
・リハビリか、患者と看護士は一対一でかつぐ、乗るらコンタクトとフォーメイション
術つなぎに床に連なり、片端を医師が持ち上げて「治療」？したり。
・上方からの映像。四つ切りで寝ている患者達。
・モップが壊れ、掃除婦は患者頭をモップに見立てて、掃除再開。
・患者の悪夢か、ほかの患者達はゾンビ化、 医師と看護士も。
・患者とその妹？。仲直りと見せかけて冷たく。妹、訴えるも虚しく。
・夜。総員、首締めあい、夢から覚めたように再び日常。にぎやかにいままでの
関係性繰り返し。看護士と患者のバトル。
・一人の患者がぽつねんと取り残され、所在なく。歩行、フリーズ。
1階の出迎え人形
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