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 冨士山アネットproduce 「EKKKYO−!」

 @池袋 東京芸術劇場 小ホール1(2010/1/14-17 6ステージ)
 http://www.geigeki.jp/
 全自由 一般前売3000円 当日3200円 前売・当日共学生2500円

 企画・構成:長谷川寧
 舞台監督:白神久吉 舞台:谷内義弘・秋山佑子 照明:齊藤芳男・佐藤恵太
 照明アドバイザー:奥田賢太(colore) 音響:小川義治・中根悠子
 映像:浦島啓(PUREDUST) スチール:松本和幸 撮影:山本晃久
 宣伝美術:京(kyo.designworks)  制作:岩間麻衣子、藤巻みのり+冨士山家
 協力:東京芸術劇場技術スタッフ 提携:東京芸術劇場[財団法人東京都歴史文化
 財団) 助成:アサヒビール芸術文化財団

 2010/1/16(土)晴 7:30-9:33PM(2'00)前方下手 客席9割(130人)
 客層:20才代中心と若芽、おじさんちらほら、男女半々。
 客入れ:ロビー会場、中央で長谷川寧が演出・振付しながらのダンスめく「あゆみ」
 パフォーマンス。ざっくり20番台ずつ入場、開場時で3,40人ほど。前方3列、後方
 ひな壇7列。舞台が高いのでどこでもいいかも。ロビーでパフォーマンスと呼び込ん
 でも動かない客が大半、しばし後50人ほどが出。 折り込みチラシそれなり、パンフ
 A4 3ページ。挨拶、カンパニ紹介、出演スタッフ、予定。次回公演3月に池袋小劇場
 とこまばアゴラで「家族の照明」。 物販。Tシャツ、DVDほか。台本は今回の
 「あゆみ」300円。 カーテンコール1回2分。
 最終日のロビーパフォーマンスは、「ままごと」の?、「なんとかデスロック」の
 リーディング予定とか。

 珍しい演劇を集めましたな今回。安穏と楽しめない挑発的な演目ぞろい。ままごとの
 歩行と人生を重ねた演出、かちっとした作り込みに好感ねこ。

 ・開演前 ロビー パフォーマンス「あゆみ」稽古20分超 本番4分
  作:柴幸男 演出:長谷川寧

 発話しながら歩行、転がり、起立する、稽古ループ。

 ・開演後 ショート・パフォーマンス 5分
  舞台。白いテーブルに銀茶器。
  トルコ行進曲。女性2人の不条理トーク。

 1 ライン京急「ナターシャ・キンスキー」15分
  作・演出・振付・出演・音楽:山縣太一[チェルフィッチュ]、
  大谷能生[音楽家:批評家] ゲスト:端田新菜[青年団]

  舞台。DJテーブルが中央。
  サックス吹き語り、山手線のベロベロ酔い女のこと、種々音源重ね。山懸の恋愛
  指南トーク。上手で女子麻痺。ベロ〜妖怪人間トークで煙に巻き。

 2 ままごと「あゆみ−EKKKYO-! Remix−」24分
  作・演出:柴幸男[ままごと/青年団演出部]
  出演:黒川深雪[InnocentSphere/toi]、斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ]、
     中島佳子

  舞台。照明で道筋、縦横。
  物語。前を見続けて生きた・女性あゆみ、彼女に憧れつづけた友人、その追想の光景。
  左右や前後方向の歩行しながら、会話、時折ラップ乗りに発話。過去と今を行き来
  しながら繰り返す追想に、不可逆の現実を浮かばせる。遠くへ行きたがったあゆみ
  、追いつけなかった友人の郷愁が暖かくも切なく沁みるねこ。

 ・ショート・パフォーマンス 4分
  座ってる女と、ハングル?で説明する女。座っていた女はかつらを取り、転倒、
  側転となんすか?に動きまわり。説明女子は電話してなんかアピール。

 3 CASTAYA Project「±0'00"(0'00"No.2)」15分
  作・演出:Enric Castaya Orchestra 出演:非公表

  構成。スライド、SAVE THE EARTH BY ART。演劇を始めます。無人、音楽が響く舞台
  から観客に演出。席を離れない、立ってください。その選択はそれぞれ。で、立っ
  てますか?。やっぱり、座って。カウントダウン開始、手拍子をお願いします。
  リズムお願い。カウントマイナス。WE ARE THE WORLD♪。ー10から戻って24。
  ミラーボール。明るい未来は僕らでうんぬんとメッセージが続き。

  観客参加というか、演出をうける形。ノリがいいのか恭順なのか、立って座っての
  お客がぽちぽち。すごいね。

 4 モモンガ・コンプレックス「モモンガ・コンプレックスのこころづくし。(今年の抱負です)」12分
  振付・演出:白神ももこ
  出演:北川結、翼嶋木綿、臼井梨恵、たにがわまいこ、矢嶋里美、白神ももこ、
  ゲスト:神里雄大

  構成。チュチュめいた衣裳でバレエめき。踊りながら詩を朗読、ナレーションに、
  蒲団の歌。スポットを当てられては逃げ続ける、青きドナウ♪呟き、跳びはね、
  取り残される。さまざなな人々の「カーテンコール」。でかいめくり紙でねた名。
  貴族、元気な演劇、静かな演劇、デザイナー(派手)、デザイナー(控えめ)、
  フィギュアスケート、シェークスピア、そのスタッフ、社交ダンス。
  マジック披露、すみれの花咲く頃♪。カーテンコール シリーズは続き。バレエ
  めいて、ブラボーコール。モブでユニゾンまたは入り乱れてダンス。今日は2ステ
  ージで疲れたわとぼやきながら、お終い。

  お澄ましカーテンコールを茶化して遊ぶ、ゆるい笑いを楽しむねこ。

 5 岡崎藝術座「アフターデイズ/HOLD YOUR HANDS」24分
  作・演出:神里雄大 映像:ワタナベカズキ
  出演:島田桃依、夏目慎也、大重わたる

  構成。スターウォーズにクロニクル文字がスクロール。惑星移住のための探査隊、
  しかし目的地は存在せず、帰還。憔悴する男2女1の船員。帰路、気怠くセックス
  三昧。事故発生、痴話げんか、なじりあい。背景に宇宙遊泳とか、NASA映像。
  男通しがよりを戻す。ここでエアロスミスの映像と口パクコンサート。ラップ乗り
  で操船。帰投した地上は死体の山。エアロスミス、口パク熱唱。帰路、逝ってしま
  った船員追悼。

  しれっと、真面目顔でコンサート乗り。恥ずかしいやり取りも、偽者と自覚しての
  気後れまたは開き直り添えでおかしみ。偽者ならもっと踏み外してもいいような。

 6 冨士山アネット「証明∴」20分
  作・演出・振付:長谷川寧 振付・出演:大間康司、伊藤麻希、奥山隆、
  玉井勝敏、関野律子

  舞台。上手奥にテーブル、喪服の男女座り。下手に鏡なフレーム吊され。
  構成。葬送、その支度。兄弟達のひと揉め、どつきあいとかを、組つほぐつのコン
  タクトダンスにて。

  物語る、会話するダンスがわかりやすく、ガチンコで力強く、楽しめる一編。

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