＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2009/7/31-8/9 11ステージ)
http://mitaka.jpn.org/geibun/star.shtml
全自由 前売2800円 当日3000円
作・演出：野木萌葱 照明：伊藤泰行 舞台監督：金安凌平 舞台美術：稲田美智子
衣裳：渡辺まり 宣伝美術：成川知也 写真：渡辺竜太 販促：副島千尋
制作統括：赤沼かがみ 主催：（財）三鷹市芸術文化振興財団、森元隆樹、森川健太
出演：
植村宏司 ：執事Ｋ（玄関の前に立つ執事）
十枝大介 ：執事Ｑ（主人を騙る執事）
小野ゆたか：執事Ｂ（日記帳を持つ執事）
井内勇希 ：執事Ｎ（鍵の束を持つ執事）
西原誠吾 ：執事Ｒ（給仕を担う執事）
2009/7/31（金）晴 7:33-9:29PM（1'54）中央後方 客席ほぼ満員（60人）
客層：20-30才代中心、女性7割、単独客多め。
客入れ：クローク、チラシ袋、鉛筆といつも通り親切。主宰から諸注意、携帯、入口
段差のことなど。予告通り、劇場の95％が舞台空間。客席はひな壇千鳥配置の椅子席
3列のみ。2列差につき前後の違いなし、頭がかぶらない前、中央がいいかも。
折り込みチラシ結構。パンフ B5 2ページ。挨拶、参考図書、配役、スタッフ。
次回公演。11/13-23「東京裁判」＠pit北／区域。物販。上演台本1000円。
カーテンコール1回1分。集合にやや時間がかかり、その後主宰から情宣。
久々にみるねこ。
舞台。広大な密室。大きく3部屋設定、時計回りにソファ客間、重厚机書斎、サー
モンピンククロスの長テーブル食堂。区切りはロ型回廊斜路。中央で重なって迷路然
お話。その夜、主人を失った5人の執事はそれぞれの我も失っていく。不在の中心を
巡るミステリー、人格崩壊と再生の物語、かな。
切羽詰まった相似形なシチュエーション、広い空間も緊迫感と存在感を損なわず。
不条理なほどに立場に固着執着する執事達が黙しても、特殊な存在感を発揮。ついで
ロ型を周り移動する渦巻導線が、拡散しがちな空間を押さえ込み。導入ゆったり目も
明かとなるサイコミステリーな物語りに興味津々。頭で組み立てた感がある無機質な
感触、きっぱりとはさせないモヤモヤ感がちょっと嫌味も、飽かず観るねこ。
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