＠天王洲アイル 天王洲銀河劇場(2009/12/10-1/18 48ステージ)
http://www.gingeki.jp/index.html
全指定 S席10500円 A席8400円
＠大阪 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ 1/22-31 13ステージ
演出：グレゴリー・ドーラン 脚本：マイク･ポウルトン 脚本共同執筆：河合祥一郎
音楽：藤原道山 美術：金井勇一郎 照明：隅尾良一 音響：高橋巌
衣裳：小峰リリー ヘアメイク：武田千春 殺陣：渥美博 映像：上田大樹
通訳：鈴木なお 演出助手：坂本聖子 舞台監督：小林清隆 宣伝美術：長友啓典
エグゼクティブ・プロデューサー：堀威夫 企画制作：ホリプロ
共同制作：セルマ・ホルト
出演
市村正親 ：徳川家康
オーウェン・ティール ：ウィリアム・アダムズ(三浦按針)
藤原竜也 ：宣教師ドメニコ
高橋和也 ：徳川秀忠、大谷吉嗣、侍
植本潤 ：島津義弘、細川忠興、ジョン、娼婦、兵隊、徳川家光
床嶋佳子 ：淀殿、娼婦
鈴木亮平 ：小早川秀秋、豊臣秀頓、娼婦、追っ手
桜田聖子 ：お雪、従者
池川絢亮 ：松平忠吉、侍、兵隊、百姓、召使い、追っ手
坂口淳 ：秀頼(幼少期)、侍祭、国松、ジョゼフ
平澤慧洸 ：秀頼(幼少期)、侍祭、岡松、ジョゼフ
上川路啓志：本多忠勝、侍大将、百姓、客
瑞木健太郎：黒田長政、兵隊、百姓、客
鈴村近雄 ：宇喜多秀家、兵隊、木村重成、客、小姓
山口太郎 ：井伊直政、寺沢奉行、百姓、客、井伊直孝
沢田冬樹 ：石田三成、真田幸村
横堀悦夫 ：毛利輝元、兵隊、後藤基次、役者、追っ手
小林勝也 ：本多正純
デヴィッド・アクトン ：イエズス会老人、兵隊、ニールソン
セバスチャン・アーメスト：侍、乗組員4、兵隊、従者、イートン
ジェイミー・バラード ：アントニオ、兵隊
ジム・フーパー ：クワック船長、兵隊、コックス
デヴィッド・マシコ ：侍／兵隊、オラング人、百姓、召使い、追っ手
クリス・パーハム ：乗組員3、兵隊、オランダ人、イギリス人
ジョシュア・リチャーズ ：乗組員2、兵隊、セーリス
マイルズ・リチャードソン：乗組員1、兵隊、ピスカイノ、ウィッカム
2009/12/12(土)晴 6:01-9:26PM(1'24/休21/1'38)1F前方上手 客席8，9割(650人)
客層：20-30才代中心に女性8，9割。おじさんも結構。
客入れ：当日券あり。ロビーで三浦按針足跡展示。折り込みチラシそれなり。
パンフなし。物販。パンフ □25cm 1500円。まんべんなく網羅。ポスター1000円、
Tシャツ2200円、パーカー4800円、ストラップ(3種)1300円、クリアファイル600円、
舞台写真セット(近日発売)700円 ほか縁のもの。カーテンコール2回2分。
戦国時代、徳川家に使えた数奇な運命の英国人をタイトルにした舞台。
舞台。雲がたなびく錦絵背景。左右に葵の御門、上に日英字幕。
お話。日本に漂着したアダムズは海賊と見なされ、あわや処刑というところ、道義的
な若い宣教師に救われ。外国文化に関心を寄せる徳川家康に寵愛され、旗本並の扱い
をうけるまでになる。関ヶ原の合戦、大阪の陣、キリシタン弾圧、鎖国へと激動する
時代を背景に、異文化、権勢、人間通しの軋轢と葛藤を描いていく。
戦国大河ドラマ・ダイジェストな群像劇。日英役者をリアル配役、日本語と英語が
飛び交う舞台。とりわけ冒頭しばしは半分以上英語。風雲急を告げる早間の展開に
猪突猛進の大名、淀君らが檄を飛ばしてハイテンション、エキサイティング。
日英語も錯綜して落ち着かない気持ちねこ。
やがて、実はタイトル「徳川家康」じゃないかと、市村・家康が台頭、深みのある
魅力的な演技をもってドラマ深耕。旺盛な知識欲と包容力ある家康という、権力者の
素の表情をみせ。アダムスら望郷する異邦人の孤独、藤原・ドメニコの侍と宣教師・
二律背反の苦悩らと高潔な人間の姿を重ねみせ。人間ドラマとして見応えあり。
ほか、植本潤が七変化な演技でファンには見物。
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