＠五反田 アトリエヘリコプター(2010/3/26-31 6ステージ)
全自由 予約2300円 当日2500円 学生割引1500円 前売なし当日精算のみ
作・演出：岩崎裕司 舞台美術・装置：鈴木健介 照明：西本彩
音響協力：じょじ伊東 宣伝美術：岩崎裕司 webデザイン：上原高夫（maturi）
制作：boku-makuhari Symposium 企画・製作：boku-makuhari
第一話 1時間9分？ 第二話 53分？ スリープ・インサイダー 哲人の丘 奥田洋平[青年団] 男 倒れている男 青山麻紀子 女 後から来る女 佐藤幾優 ー 友達を捜している男 高屋七海 ー 待っている女
2010/3/29(月)曇 7:35-9:37PM(2'02)前方中央 客席7割(35人？)
客層：20-30才代中心、関係者多め？、男女半々。
客入れ：開場開演定時20分前、トイレは1箇所なので事前にすませた方が○。
と、声かけあり。象のシール付き整理券・番号順に呼び出し。開場時で10数人。
釣り椅子1、ひな壇にパイプ椅子4列。中央寄りが○。折り込みチラシそれなり。
パンフ A4 3つ折り。あらすじ、挨拶、配役、スタッフ、リピータ割引スタンプ。
マンガ・舞台美術家日記 4ページ。物販。過去台本 だったかな。
カーテンコール1回。
4年の準備期間?を経ての新作公演。旗揚げ以来だけど、続けていてくれて嬉しいねこ。
舞台。八角堂な布を張った床。正面、壁の一部は樽の内面のようにタガ付き。中央に
ダムウェイターならぬ食事供給ドア付き。八角の後方に見はりのように男女待機。
八角の枠を越えて行われ、拘らない。
お話。夢のように判然と繋がった2部構成。囚われているのか、逆に周囲を縛って
いるのか、どこにもいけない男が一人。でられるというその日々を、感覚でカウン
ティング。新参女子がやってくる。自分を偽る2人、やがて互いに暴きあい始める。
後半。倒れた男の傍らに、ハンマー女。そこに友人を捜すことで、自分を失って
しまっている男がやってくる。男と女、そして生きているのか死んでいるのか男は
誰かの記憶を語り始める。自分の匂いがしない、つと女は言う。雨なのにいい天気、
3人いるが誰もいない。
安穏としてはおられぬ、心理ストリップ舞台。自己欺瞞、保身から自分自身を縛る＝
監禁された人々が出会い、容赦なくせめぎ合う。冷徹に、しかし恐れとなんだろ愛か
、をもって。
妄想と現実、虚偽が判然とせず、物語という乗り物がない状況に、お客は晒され。
岸辺で留まるか、波立ちさかまく波間と覗く深海に踏み出すか。ありきたりの芝居
との距離や個々の日常を越えて、自分の内に問わなくてはならない。という企みに
うーみ。伊達や酔狂でつくってない、岩崎裕司演劇がガツンとくるねこ。
演出はガチンコ会話劇主体。床、六の下に潜り込む、袖の部屋で不穏な音を立てる
など、見せない趣向が得体知られず○。
役者。ハリセンボン飲まされて、七転八倒。奥田洋平さんの鬼気迫る演技がもの
凄く。醒めた瞳にのぞく、鬼火と燃える狂気にぞくぞくねこ。社会復帰きるのか、
ちょっと心配ねこ。
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